ももかです。
セルフイメージって怖いですね。
劣等感や自己否定から、実際の能力とかけ離れた努力を続けて、それが本当の自分だと思ってしまうので。
だけど、現実を受け入れるのはもっと怖い。
想像の10分の1のキャパだった
最近、自分のキャラクターを客観的に見ていただく機会があって。
私はハプニングやイレギュラーに弱く、1度に処理できる量は想像の10分の1ほどだと知りました。
うん。
なんとなく、そうじゃないかなーと思っていたよ。
でも、それ認めたら何もできないポンコツになっちゃう気がして、横目でスルーしながら生きてきました。
さらに、
「ふわふわマイペースで人気者」「へらへらホワホワしてると上手くいく」
と言われて。
そのワード全ていや!!
わーーーー(ノД`)・゜・。
と、悶絶しました。
ふわふわも。マイペースも。へらへらホワホワも。
ぜーんぶぜんぶ、ずっと禁止して、必死に出さないようにしていた部分だからです(;_:)
マルチタスクに憧れて
私は米倉涼子や天海祐希のように、かっこいい大人の女性になりたかったのです。
高校生で心療内科に通いながら始めた居酒屋のアルバイト。
忘年会や歓迎会シーズンで目の回る忙しさのときも、中ジョッキを1度に12個持って、瞬時に片付けて次のグループを案内する自分に酔っていたのです。
「私できる」
と思いながら、忙しかった次の日は体が動かずベッドから起き上がれませんでした。
不測の事態でもテキパキ仕事をこなす、マルチタスクな人になりたくて。
アパレルブランドで販売員をしていたときも、セール時に客数を捌くのが好きでした。
頭の中で必死にタスクを組み立てて、グルグルとお店の中を回る。
家に帰ると魂が抜けた廃人のようになるのに、みんなから「テキパキ動けてすごい」と言われると嬉しくて。
ずーっとずーっと、そうやって気を張って頭を使って仕事をしてきました。
16年分の疲れが出て血尿
私は思っていたよりも、だいぶ極小のキャパだったようで。
ふわふわマイペースで、へらへらホワホワ好きなことするなんて、そんなの社会人じゃないと思って否定してきたのに。
「それがあなただよ。その方が上手くいくんだよ」
と言われて。
必死に働いてきたのは何だったの(;_:)??
と、膝から崩れ落ちる感覚で、体中の力が抜けました。
呆然としすぎて、もはや涙もでません(´_ゝ`)
ここ数日は、16年分の疲れがドッと噴出したのか、肩から腕にかけてビリビリと痛みが続いていて。
今日は血尿が出ました。1回だけね。
そのままでいいわけない…はずだった
社会に出て急にマイペースと言われるようになって、どうしたらいいかわからなかったし。
必死に周りのペースに合わせようとしても、うっかり飛び出ちゃうし。
笑いのツボが浅いうえに、緊張したり恐怖を感じるとヘラヘラして防御するクセがついているので。
「反省の姿勢が見えない」と上司に言われたことも、何度もあります。
笑ったらダメなのだと、反省しているように見える顔を練習したこともあります。
だけど、笑顔を褒められることも多くて。
どうにか適応しようと、勉強したり工夫したり、頑張ってきました。
本当は嬉しいと小躍りするお調子者だし、おとぎ話が好きでメルヘンの世界に生きているのだけど、「世の中はそれを痛い人と言う」と思って、冷静沈着な大人になろうとしてきました。
そのままでいいと言われても、「んなわけあるかい!」と否定して、一般社会に溶け込もうとして。
それが突然、全部必要なかったとわかったとき、どうすればいいのよ?
こんな自分はダメなんだと思って、かっこいいあの人みたいにならなきゃ認められないと思って。
おちょこ並みのキャパに一升瓶ほどのタスクを詰め込んで。
ふわふわしないように、地に足つけて現実見て、みんながやっているように、同じようにならなきゃって思ってやってきたのに。
マイペースは自己中だから、振り回さないようにしなきゃと思ってやってきたのに。
そりゃ血尿も出るわ。
極小キャパを認めよう
本当は今年の春先に気づいた本来持っているキャラクター。
受け入れられなくて8か月経ちました。
もう極小キャパを認めよう。
いま、抜け殻のようになっています(-_-)