自己肯定感

危険!!逃避の断捨離は自分を捨てる行為

今の自分を否定して次に進もうとする人は、断捨離がやめられない傾向にあるの。

それは次のような状態のとき。

とても気に入って買ったはずの雑貨や服。キレイにディスプレイして、気持ちよく過ごしていたはずなのに。

ある日突然、捨てよう!と思い立ってしまう。

そして、断捨離が進むと人間関係も捨てたくなる。

嫌なことをされたわけではないのに、突然電話帳の整理を始める。気づけば、思い出の品がほとんどなくなっている。

断捨離の直後は、スッキリする。

だけど、数日経つと心にぽっかり穴が空いた気分になる。

これではまるで、自分という存在を捨てようとしているみたい。

自分を捨てる危険な断捨離

断捨離とは、持ち物を手放して必要なものだけ残す作業だよ。簡単に言えば大掃除。

その過程で、様々な思考やこだわりも手放すことができて、心理的な開放感も得られる。

身の回りを整理すると、何を大事にしたいかを再確認できるよね。ところが、危険な断捨離も存在するの。

危険な断捨離は、自分という存在を捨てようとする行為。

手放す行為に秘められた「2つ」の意味

何かを手放すという行為には、全く違う2つの意味があるの。

それが、「卒業」「逃避」

卒業

人は、ある期間どこかに属して様々なことを学ぶ。

義務教育なら、小学校は6年、中学校は3年。全てのカリキュラムを修了すれば、その場所では学ぶことがなくなり次の場所へと移る。

卒業式でどんな気持ちになったか思い出してみて。

「楽しいことも嫌なこともあったけど、よく頑張ったよな。」

「面倒なことばっかだったけど、もう終わりと思うと寂しいな。」

「次の場所では、どんなことが起きるかな?不安だけどワクワクする。」

多くの人は、こんな心境になったはず。

これは、小学生・中学生の自分を手放すということ。かわりに、そこで起きた様々な経験を「思い出」という財産にして、持ち続けることになるの。

逃避

逃避とは、向き合うことが困難な状況から目をそらし、不安や緊張をなくそうとする行為。

これは心理学用語で、心の防衛反応の1種のこと。現実逃避という言葉を聞いたことがあるはず。

逃避自体は悪いことじゃないよ。誰もが日常的に行っていること。

どんな心境で断捨離しているかで、逃避なのかを見分けることができるの。

「もっと頑張れば、なりたい自分になれるはず」

「今いる場所では、自分らしくいられない」

このような心境になっていたら危険だよ。

今の自分や環境に満足せずに新しい世界を求めて、人間関係や生活環境を変えるようになる。

一見向上心があって、かっこいい感じもするけど、裏側には自己否定が隠されているの。

だから、過去を思い出す物や人は見たくないと、無意識に遠ざけようとする。

もう一度整理するね。何かを手放す行為における「2つ」の意味。

  1. 卒業は、時間の経過に伴う自然な流れ。学ぶことがなくなり、思い出という財産に変えて今いる場所を手放す。
  2. 逃避は、向かうべき問題とは別の行動をすることで、気を紛らわせること。本当は必要なものも無意識に遠ざけようと手放す。

つまり、最初に説明した危険な断捨離とは、自己肯定感を傷つける行為とも言えるの。

自分がしてきたこと、今の環境にいる価値を信じることができないから。

信頼と期待の違い

では、危険な断捨離をやめて自己肯定感を育むにはどうしたらいいのかな?

そのためには、自分との信頼関係を築くことだよ。そもそも自己肯定感とは4種類ある自信の1つだったね。

自信の種類については、自信について詳しく解説!キーワードは自己肯定感♡で詳しく説明しているよ。

heart
自信について詳しく解説!キーワードは自己肯定感♡アーロン博士によると、自信には4種類ある。「自分に自信がない」と漠然と思っているだけでは、状況は何も変わらない。自己肯定感が高い人は「自分を信じる」ことができると同時に「自ら信じる」ことができる人とも言えるの。HSPが自信をつけるには、「こんな自分にはなりたくな」という自分になってみることも有効だよ。...

自信があるとは、自分を信じることができる状態のこと。念のため【信頼と期待の違い】を説明するね。

信頼とは

信頼とは、どんな状態でも受け入れること。

例えば、子育てしている親の場合。

子供がテストでどんな点数を取っても、その子の価値を認めてあげること。部活で表彰されても、反抗期で家出しても、この子なら大丈夫と受け入れてあげること。

期待とは

期待するとは、自分の望み通りの結果しか受け入れたくない状態。

成績は人並みでいいから、周りに迷惑かけない子でいてほしいとか。優しくて世の中に貢献できる子になるように、なんでもしてあげようとか。

自分の望む結果のために相手に何かをすることが期待だよ。

では、自信のある人と聞いたら、どんな人をイメージする?

ビックマウスでどんなときも動じない、ブレない自分軸を持った人?

うーん、間違いではないけど本質ではないかな。

自信とは、自分の存在価値を信頼することで生まれるものだよ。

「うまくいっても、いかなくても。自分で考えてしたことを全て受け入れる。」

「私は、どんなことがあっても大丈夫。」

こういう覚悟で腹をくくることができるか。それが自分を信じるということなの。

この先何があるかわからないし、答えがもらえるのかもわからない。

そういう、もうお先真っ暗!っていう状態のとき。最終的に頼りにするのは、自分自身の感覚しかない。

だからこそ光が見えたときに、それまで以上に自分との信頼関係が深まるの。

何もせず自分の底力を信じて待つ。そんな時間も人生には必要だよ。

まとめ

  1. 断捨離を繰り返している人は、自分という存在を捨てようとしていないか確認してみて。
  2. 手放す行為には、卒業と逃避の意味がある。危険な断捨離は逃避の代替え行為。
  3. 今の自分を認めて信じて待つ。自分との信頼関係を築くことが自己肯定感を育む。

先が見えない状態のときこそ、自分との信頼関係を築くチャンスだよ。

「やっぱり私はダメだ」という自分を信じるのか。「それでも私は大丈夫」という自分を信じるのか。

あなたは、どちらも選ぶことができるんだよ。