境界線(バウンダリー)

自分と他人の境界線がない人はHSPかもしれない

こんにちは、ももかです!

あなたは、頼まれごとをキッパリと断れますか?人に優しく気配りをしているのに、心はグッタリと疲れていませんか?

心の境界線が曖昧な人は、誰かのために一生懸命になるほど、自分がボロボロになってしまうんです。

その原因は、あなたがHSPだからかもしれません。

自分の境界線がないと他人の責任を肩代わりする

自分と他人の境界線がない人は、相手の境界線も無視しがちです。なぜなら、人間関係で境界線を引くという意識がないので、本来の役割を越えて、相手の人生の主人公になろうとします。

例えば、友人が困っているとき。本人が取るべき責任なのに、代わりに責任を取ろうとします。つまり、自分の境界線を知らない人は、相手の境界線も越えやすいということなんです。

この心の境界線を作ることが苦手な気質があります。それが、人口の20%(5人に1人)に存在するHighlySensitivePerson(HSP)です。

HSPは【とても敏感な人】という意味で、アメリカの心理学者によって提唱されました。他人の表情や声の些細な変化を高度に感じ取る特徴があります。

では、自分と他人の境界線を作ることが苦手なことと、HSP気質はどのような関係にあるのでしょうか?

HSP気質は言葉のコミュニケーションが苦手

HSPは、相手の些細な表情や声の変化を感じ取って、本音と建前を見分けることが得意です。生まれつき右脳の働きが活発で五感が鋭いので、些細な変化を敏感に感じ取るんですね。

気質の特徴として、感覚でのコミュニケーションを好む傾向があります。音楽や写真に心を揺さぶられたり、人間同士でも感情のつながりを大切にします。

逆に、言語でのコミュニケーションが苦手な人が多いのも特徴です。自分の感覚を言葉で表現することが困難で、人間関係の悩みも抱えやすいです。

考えすぎて本音がわからず、あとから爆発して自分を責めてしまいます

また、相手の言葉よりも表情や声のトーンなど、なんとなくの雰囲気を重視するんですよね。

第六感が優れているHSPだからこそ、非言語コミュニケーションを大事にする傾向があるのかもしれません。

つまり、言葉に惑わされず、五感で得た情報から相手の気持ちを察知することができるのです。

何も言われていないけど、なんとなく辛そうだから助けなくちゃ!

ということが頻繁に起こるので、ついつい限界を超えて人助けをしてしまい、自分の感情がわからなくなってしまうんです。

HSPが境界線を作るのが苦手な理由

HSPが境界線を作ることが苦手になる理由は、次のように考えられます。

  • 右脳の働きが活発なため、些細な表情や声のトーンの変化から本音を見抜くことができる。
  • 少しの刺激でも感じ取るため、相手の心理や健康状態が直感で伝わる。
  • 人間関係では感情を優先しがちなので、まず相手の気持ちを考える。

さらに、生育環境でダブルバインドにさらされていると、さらに境界線は引きづらくなります。

ダブルバインドとは、二重拘束と呼ばれる心理学用語です。

例えば、母親から「あなたが幸せになることが、私は一番嬉しいの」と言われて育ったHSPがいたとします。ところが、実際に彼氏の話をすると、母親はすごく嫌そうな顔をします。

HSPは些細な変化もキャッチする脳を持っているので、母親の表情の変化も敏感に読み取ります。

  • お母さんは、私に彼氏ができるのが嬉しくないのかも
  • お母さんが喜んでくれる彼氏じゃなきゃ
  • お母さんが悲しむと、私も悲しい。

こんな風に考えて、母親が好みそうな彼氏を探すんですね。一見親孝行のように見えますが、実際には親が子離れするチャンスを奪っているのです。

そして、お互いに依存し合う『共依存』の関係となります。

非HSPであれば、表情の変化に気づかない場合が多く「私が誰を選ぼうと勝手でしょ!私の問題に口出ししないで!」と言葉や態度で主張することができます。

境界線を作るには

HSPが境界線を作るには、相手の感情は相手のものだと強く意識する必要があります。

そのために、 日頃から神経の高ぶりに気を配りましょう。

他人の感情に気を配ってばかりいると、自分の感情の変化には鈍感になってしまいます。

だから、「今私の心は落ち着いているな。」と自分の心に注意を払い、平常心がどういう状態なのか把握できるようにします。

そうすると、急に感情が揺れたときに「あ、いま神経が高ぶっているな。これは私の感情?他の誰かのもの?」と、落ち着いて判断できるようになります。

自分の感情から距離を取って観察できるようになると、今度は相手の感情とも距離を保つことが可能になります。

「この人が怒っているのは私に対してではなく、自分のペースで仕事ができないからだな。」など、感情と出来事を分けて考えられるんですね。

すると、相手がやるべきことと、自分がやるべきことを整理できるようになるんです。

この感覚は、慣れていないと掴むことはできません。繰り返し練習することで、自分の心と体の傾向がわかってくるようになります。

まとめ

自分と他人の境界線を作るのが苦手な人は、「どこまでが誰の責任か?」を曖昧にしがちです。

とても敏感な気質であるHSPの場合は、些細な感情の変化も感じ取ってしまうため、どうしても他人の問題に踏み込んでしまいがち。

境界線を引くことは、壁を作ることではありません。暗い部屋に閉じこもって、自分の好き勝手に振る舞うことでもありません。

お互いの限界を知ることで、「できること」「できないこと」を明確にすることです。

境界線をしっかり作ると心身ともに健康な状態で、長く人間関係を続けることができます。

関連記事

HSPの中には、行動的で好奇心旺盛だけど、疲れやすくて傷つきやすい「HSS型」が存在します。(人口の6%)

実際に聞いた!「HSS型HSPの悩み25選」独特な心の中

境界線のオススメ書籍を紹介しています。

境界線ー聖書が語る人間関係の大原則ー「バウンダリー」が全部わかる本を紹介!

HSPHSSライフスタイルラボ