こちらは、ももか(@momohsphss)の無料相談コーナーです。
読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!
HSPなんですけど、HSS型かは、わかりません。ももかさんのプロフィールを見て同じだと感じました。
今、依存症で悩んでます。私は買い物とギャンブルです。借金はあります。
HSS型HSPと関係あるのですか?
治す方法はありますか?
ご相談ありがとうございます!
依存症つらいですね……
こうして言葉にすること自体が、苦しくて勇気のいることだと思います。
衝動の程度や、詳しい背景がわからないので、今回お話することは一般論として受け止めてください。
少しでも参考になればという気持ちで、私が摂食障害を治すと決めたときに考えていたことも紹介しますね。
HSS型HSPは依存症になりやすい
HSPは依存しやすい傾向にあります。
些細なことを深く心に刻み込む性質から、次のような状態になるからです。
- 感情を伴って大きく反応するため記憶に残りやすい
- 危険を察知しやすい脳の作り
- 嫌われることを過度に避けようとする
感情を伴った記憶は潜在意識に強く働きかけるので、長期保存されやすいんですね。
HSPは頭の中に高性能のハードディスクレコーダーを搭載しています。
非HSPであれば2,3日で忘れてしまうようなことも、鮮明に思い出せます。
ところが、この高性能のハードディスクレコーダーは、初期設定で危険なデータから保存する仕様になっています。
幼い頃に、愛情を十分に感じられない環境で育ったHSPのハードディスクは、危険データでいっぱいです。
だから、目の前で起こることに対して、全て過去に録画した危険データと照らし合わせてしまって、自己肯定感は一向に育まれません。
のびのびと自由に安心できる環境で育ったHSPは、危険データをそれほど多く録画する必要がありません。
すぐに、「幸せデータ」を録画できるようにハードディスクの設定を変更します。
HSPでも依存傾向が少ない人は、目の前の出来事と脳内のハードディスクに保存された「幸せデータ」を結びつける設定なので、自己肯定感が高い状態をキープできます。
心の拠り所を見つけにくい
HSS型HSPの性質を簡単に説明するなら、打たれ弱いのに衝動的だということ。
自己肯定感の低いHSS型HSPは、できない姿や、元気がない姿を人に見せることを極端に避けようとします。
だから、もう限界!というときに相談しても「考えすぎじゃない?」とか「またそんなこと言って笑」とか言われて、真剣に受け止めてもらえない。
正反対の気質をどう扱って良いのかわからず、「落ち込んで弱音を吐く姿は見せちゃいけないんだ」と、心を閉ざしてひとりで解決しようとします。
そこで、自分だけで心に溜まった感情を紛らわそうとした結果、わかりやすく高揚感を与えてくれる手段に走ってしまうのです。
それが、
- 買い物
- ギャンブル
- 食べ物
などの、行為や物です。
明るく元気で行動的なのに、打たれ弱く自己肯定感も低いHSS型HSPは、心の拠り所を見つけづらいので、依存症のスイッチを常に抱えていると言えます。
依存を認めることが治療の第一歩
依存症は間違った方法で治そうとすると、悪化する危険があります。
大きなストレスが続くことによる複雑な脳の機能異常なので、うつ病などの精神疾患と同じように、通常の生活ができるようになるまで数年かかります。
まずは、専門家のサポートを受けて基礎知識をつけてから、自分なりのやり方を見つけましょう。
私が克服の過程で1番大きなポイントだと感じたのは、「私は普通じゃない」と認めることです。
依存症の治療が破綻する最大の原因は、病識の欠落だそうです。病識とは、自分が重度の依存症患者であることを認めること。
依存症克服の第一歩は、本気で「これは自分で治せるものじゃない。きちんとした治療が必要な病気なんだ」と認めること。
とにかく1番大きな特効薬は「専門家の治療が必要な、ひとりでは治せない病気なんだ」と受け入れることです。
そして、本気で治したいなら【ギャンブル依存 克服方法】で検索してみたり、依存症についての本を読んだり、知識をつけるところから初めてみて。