こんにちは、ももか(@momohsphss)です。
このシリーズは、私の『リーダーポジションが流れ着く人生』を振り返っていくものです。
今回は番外編として、「周りの出方を伺う意識がなかったために、ウッカリ浮いちゃったエピソード」を4つご紹介します!
主に集団の中で起きたことなんですけど、私の中では強烈な恥ずかしい体験として記憶されていて、そんな自分を隠そうとする癖が出来上がったので。
このシリーズの締めくくりとして、記事にしておきたいと思います。
番外編「ウッカリ浮いちゃった話」←今回
1.枠って作るものじゃないの!?
最初にご紹介するのは、小学校の卒業アルバムでの珍事です。
冬休みが近づいた頃、卒アル製作委員から、最後の方に掲載される卒業文集を書くために、A5サイズの用紙が配られたんです。
その用紙は、右下に名前を書く欄があって、マジックで長方形の線が書いてありました。
ちょうど、こんな感じです。(コピー用紙がなくて、ルーズリーフで再現)

書く内容に指定があったかは忘れたけど。
読み返してみると、みんな同じように、小学校の思い出、将来の夢とか書いているので、多分「こういう内容を書きましょう」みたいな指導があったんだと思います。
しかし、問題はそこではありません。
出来上がった卒アルを見たとき、私は「何これ!すごい恥ずかしい!!!( ゚Д゚)」と思ったんです。
それが、こちら。

枠の中に枠作ってるじゃん!!!笑
個人情報の関係で、他の友達と比較できなくて、わかりづらいかもしれないけど。
画像をよく見ると、後ろのページが透けていて、記入用紙に書いてあった長方形の枠に合わせて、ビッシリと文字を書いているのがわかると思います。
20人弱のクラスで、枠の中に枠を作っていたのは、私だけでした。苦笑
パラパラとページをめくって、一人だけやたら余白がある。
これがね、すごく目立つのよ( ;∀;)
「完成したら、こんな感じになるよ」って教えてくれないと、わかんないよ!!
と、心の中で思いました。
2.白の方が可愛いじゃん
2つ目のエピソードは、高校の入学式です。
私は、県立高校に進学したんですけど、決め手となった理由の1つが「制服が可愛いから」です。
有名なファッションデザイナーがデザインした制服で、県立なのに私立みたいにオシャレな制服だったんですね。
しかも、セーターが指定で、白と紺の2色から選べるようになっていました。
こんな感じの↓

入学前の制服採寸で、「セーターは何色にしますか?」と聞かれて、迷わず「白で!!」とお願いしたんですね。
だって、白の方が可愛いと思ったから。
ところが。
蓋を開けてみたら、白いセーターを着ている人は、全校生徒の1割くらい。っていうか、ほぼいない。
私はすごく恥ずかしくなって、一人だけ違う色を着ている自分を見られるのが嫌でした。
2年生になるとき、卒業する先輩にお願いして紺のセーターをもらい、晴れてみんなと同じになれたのです。
3.スーツだって白が可愛いじゃん
はい、懲りずに大学の入学式でも、やりました。笑
事前に「スーツを着る」という情報があったので、母と近所のイオンに買いに行ったんですね。
なぜ、青山とかAOKIに行かなかったのかは謎です。
社会人向けのスーツコーナーを見たり、店内をグルグルして。私が決めたのは、ティーンズ向けショップにあった白のセットアップでした。
こんな感じの↓

ここでは「普通のスーツの方がいいのかな」と悩んで、母に相談した記憶がありますが。
うちの母も、割とぶっ飛んでいるので。「ももちゃんが好きなの着れば?」と言われて、少しラメの入ったジャケットとスカートを買ったのです。
さぁ、入学式。
みんなリクルートスーツを着ていて、白のセットアップを着ている人は、私しかいません!!
「みんなどうするの?」とか、
「これを選んだ結果、どんな事態になるの?」とか、
頭にないんだよー( ;∀;)
着たいから、可愛いから、リクルートスーツはダサいから。それだけ。
恥ずかしかったし、自分だけ仲間外れになっている気がして、居心地が悪かった。
だって、前の席から『黒、黒、黒、黒』みーんな黒。なのに、突然白!!
目立つ目立つ。笑
こういの気にせず、堂々とできればカッコいいんだろうけど。私は「やっちまった!」と後悔するのです。
4.正解は自分の中にあるでしょ?
最後のエピソードは、就職の夢と現実シリーズで、既に紹介したのですが。
社長から出された宿題に対して、一人だけ全然違う角度で考えた資料を提出したときです。
社会人2年目のときに、出世レースに参加したんですね。
そのとき社長から、あるテーマに沿った資料を作るように、という宿題を出されたんです。

先輩たちは、社長の発言とか会社が出している資料などを、わかりやすいように形を変えて作っていました。
私は、会社の方向性はそのままに、解釈の説明として、全く誰も触れていなかった内容や切り口で資料を作ったんですね。
そんなことしているの、他に誰もいませんでした。
自分だけ目立とう、人と違うことして差をつけよう、という気持ちはなく、社長が「自分で考えて作って」と言ったので、素直に従っただけでした。
このときも、「また間違えた!私だけ、みんなと同じことができなかった!」と、自分が間違っているんだと、激しく落ち込んだんです。
衝撃だったのは、先輩たちは、「社長は最近、こういう発言が多いから、きっと方向性としてはA案だと思う。」みたいな話をして、お互いに情報交換をしながら作成していたんです。
横並びに作成された資料を見て、満足そうにしている社長の姿を目の当たりにしたとき、
誰かの正解をそのまま出すなら、私いらないじゃん
と思ったのを覚えています。
自分の感覚を優先するとウッカリ浮いちゃう
小学校から社会人まで。ウッカリ浮いちゃった話を紹介してみました。
こうして並べてみると、集団のルールとか暗黙の了解などが、わからないんですよね。
何も考えずに自分の考えを優先すると、ウッカリ浮いちゃうんです。
だからと言って、人に聞く、人の出方を伺うっていう選択肢を常に意識して行動することは、私にとって膨大なエネルギーを必要とします。
いつも「まず、人に聞く。どうするか聞く。」って心の中で唱えていないと、頭の中に留めておけないので。
紙に書いて壁に貼っておく勢いです。(それでも忘れちゃうけど)
今までは、人と違うことは悪いことだと思っていて、だから「私には足りない部分がいっぱいある」と思って、それを必死で隠そうとしてきました。
人と同じことができなから価値がない、と思っていたけど。
私には私なりにできることがある。不器用で助けてもらうことも多いし、イラっとさせることも多いかもしれないけど。
それでも愛されるし、私には価値がある。生きていていい。
リーダーな私の人生は、『人の違い』について学ぶためにあるのかな、と思いました。
このシリーズを最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
同じように、なぜか評価されてしまう人が、自分を大切にするきっかけになればいいなと思います。