境界線(バウンダリー)

境界線(バウンダリー)を作る8つの方法と「恐れ」の影響

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こんにちは、ももかです!

境界線はバウンダリーとも言われ、「どこからが自分で、どこからが他人なのか?」を明確にして、他人と自分を区別するものです。

今回は、人間関係を円滑にすることができる境界線を作る際に、ハマりやすい落とし穴に「恐れ」について説明します。

HSPは境界線(バウンダリー)を作ることに抵抗を感じる

HSPは、境界線(バウンダリー)が薄い傾向にあるので、他人の感情に影響されやすい特徴を持っています。ところが、そんなHSPに限って、境界線を作ることに抵抗を感じるんですね。

頭では、すぐに疲れたり人間関係が続かないのは、境界線(バウンダリー)が曖昧なことに問題があると理解していても、いざ強化しようとすると、

人と自分の間に壁を作って孤立することが、本当に自分のためになるの?
自分勝手な拒絶が、どんなにつらいか。私がよく知ってる。同じことをやれっていうの?

こんな葛藤が生まれて、結局は自分と他人の違いを曖昧にしたまま、心身ともに疲弊する人生を送ることになる。

本当は帰ってゆっくりしたいのに、無理やり笑顔を作って仕事を手伝ってしまったり、「誰かの怒りを買うくらいなら平和が一番」だと自分をごまかしたり。

これらは全て境界線(バウンダリー)についての誤った認識が原因なのです!

正しい境界線(バウンダリー)とは何か?どんな機能をもつのか?ということを知れば、相手の境界線も尊重した人間関係の構築へとつながるんですよ。

目に見えないものは意識するのが難しい

心理的な境界線の話をする前に「境界線」という言葉について、もう少しハッキリさせておきましょう。

そもそも境界線とは、土地のさかいめや、物事のさかいめのことです。

物理的な境界線は、誰の所有物かわかりやすい

個人的に所有している土地は、さかいめが目に見えるので、どこまでが自分のもので、どこからが他人のものか区別しやすいですよね。

例えば、ゴミが散乱して異臭を放っている土地があるとします。この場合は、役所に行って、誰が管理する土地なのか調べればわかります。

そして、役所は土地の管理者に連絡して対処するように伝えることができます。

家を建てるときは、他人の土地に勝手に侵入して勝手に建築することはできないので、自分の土地を明確にします。そして、門や塀を作り「ここからは私の場所だよ」と、他人に知らせる必要があります。

境界線があることで、所有者や管理者を明確にできる効果があるんですね。

HSPが苦手なのは「個人の境界線」を作ること

では、繊細で敏感な人(HSP)が作ることを苦手とする境界線とは何でしょうか?

それは【個人の境界線=バウンダリー】と言われるもです。境界線(バウンダリー)を作ることが苦手な人は、自分と他人の間に線を引くことができません。

精神的・感情的な境界線は目に見えないので、どこまでが自分の管理するものか曖昧になりがちです。

この状態は、他人の人生を生きることと一緒です。

個人の境界線を作ることは、自分がどこから始まり、どこからが自分ではないのか、その範囲を明確にすること。

境界線(バウンダリー)を作ると、ひとりぼっちになりそうで怖い

臨床心理学者のヘンリー・クラウドと、ジョン・タウンゼントは、著書境界線 聖書が語る人間関係の大原則で、次のように述べています。

「個人の境界線を作ることに抵抗がある場合、そこには”恐れ”が存在する。」

引用元:境界線 聖書が語る人間関係の大原則

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境界線を作るときの恐れとは、以下のようなものがあります。

  • 感じの良い自分を失う恐れ
  • 有能な社員というイメージを失う恐れ
  • 親しい友人を失う恐れ
  • 孤立して1人になる恐れ
  • 「はい」と言うことで得た平和な生活を失う恐れ

これらの恐れを抱くことは、当然の反応です。問題なのは、恐れの感情を消すために違和感を抱きながらも「はい」と答えてしまうこと。

恐れからくる優しさや愛情は、本当に相手のためになるのでしょうか?そもそも、それらは優しさや愛情と呼べるのでしょうか?

境界線(バウンダリー)は壁ではなく、開閉できる門がついた柵のようなもので、悪いものを出し良いものを入れることです。

あなたは「いいえ」と拒否する権利も「はい」と受け入れる権利も、両方持っていて、選択肢は、常に自分の中にあるんですよ。

8種類の境界線(バウンダリー)で自分をハッキリさせよう

目に見えない境界線は、自分と他人が管理するべきものを曖昧にするので、しっかりと柵を作る必要があります。

他人の庭をせっせとお世話している間に、自分の庭が枯れてしまっている人がたくさんいるし、逆に、柵がないために侵入者に好き放題させてしまう人もいます。

こんな事態にならないように、様々な境界線(バウンダリー)の作り方を試してみましょう。

先ほども登場した、臨床心理学者のヘンリー・クラウドとジョン・タウンゼントは、境界線 聖書が語る人間関係の大原則で8種類の境界線を紹介しています。

皮膚

皮膚は誰もが持つ、基本的な境界線。細菌が体内に侵入するのを防ぎ、不要なものは排泄します。口から食べ物(良いもの)を入れ、老廃物(悪いもの)は外に出す。

身体的虐待や性的虐待を受けた場合、境界線の意識は脆弱にります。「自分の体を自分のもと思えない感覚」が身についてしまう。

言葉

目に見えない境界線を引くとき、言葉を使います。(基本は「はい」と「いいえ」)

言葉を使って意思を伝えると、相手はあなたのルールを知ることができます。何を大事にしていて、何を持っている人なのかがわかる。

言葉で意思を伝えないことは、ルールを曖昧にしたまま付き合うということです。

真理

風が吹く。太陽が昇れば、月が沈む。こういった現象は、人間にはどうしようもできない自然の摂理です。

物事の真理を知ることは、自分が管理するもの、責任を負うものを明確にします。

物理的な距離

相手と物理的な距離を取ることで、境界線を引くことができます。

  • 飲み会には参加しない
  • 実家に帰らない
  • 連絡を取らない

こうした行動は、あなたとの交わりを失った相手にも新たな変化を与えます。

時間

どうしても自分の手に負えなくなった問題は、時間を取って離れましょう。

人や仕事も、時間をかけて少しずつ境界線を築き、新しい関係性を作るのです。

感情的な距離

感情的な距離を置くことは、心を避難させる一時的な境界線です。長期的もしくは極度なストレスを抱えている場合、心を休ませることが必要です。

共依存にあると相手が本当に改心したか確認せず、再び境界線を越えてしまう危険がある。

他の人々

第三者から援助が境界線を作る助けになる。その理由は2つです。

孤独感から救われる

相手の要求を断れば、拒絶され1人になる恐れがあります。しかし、第三者の存在があれば1人ではないと知ることができます。

新しい情報と教えを得ることができる

家庭や子供のころの教えは、心を束縛します。そこで、第三者から新しい情報を得ることで、罪悪感に立ち向かうことができるんです。

結果

他人の境界線に侵入することは【立ち入り禁止】の札を無視していることで、それはルール違反です。

例えば、「今度あなたが朝帰りしたら、私は家を出るからね」と、あなたがどんな行動を取るかあらかじめ明確に伝えましょう。

まとめ

境界線(バウンダリー)を作ると「自分のもの」と「他人のもの」を区別することができます。自分の行動の責任は自分でとるように、相手の行動の責任は相手にある。

恐れから優しさを与えることで、実は相手の責任を取るチャンスを奪っているかもしれません。

もしくは、相手の侵入を許してしまうことで、あなたが責任を取るチャンスを逃しているかもしれません。

それは、自分の人生を生きることを阻害することになります。境界線(バウンダリー)は、自分の意思で開閉できることを忘れないでね。

それじゃあ、またね。

HSPHSSライフスタイルラボ