この記事では、「フリーランスで仕事を始めようと考えているけど、事前に資格を取っておくべき?」と悩んでいるHSPのために、私の考えをお話しするよ。
仕事内容によるけど、未経験の仕事なら資格を取った方がいい。勉強のためにもね。あとは、資格がないとできない仕事の場合も。
だけど、ある程度経験も知識もあって、資格がなくてもできる仕事なのに「ちゃんと勉強してからじゃなきゃ。」と思っているなら、まず実績を作ることを考えるといいよ。
私のフリーランス経験は本当に微々たるもの。
一般の方向けにファッションのコーディネートをする「イメージコンサルタント」として1年。HSPHSSのためにカラーセラピーを始めて半年。
生活できるレベルではないけれど、会社に所属せず自分の力でお金をいただいた経験が、少しだけあるの。
だから、今回は「資格」についてと、最後に「HSPHSSは肩書きを捨てたがる」という話をするね。
あくまで、ももかの個人的な意見だから、起業の専門家からしたら「全然違う!」みたいになるかもしれない。
それを踏まえて、参考程度に読んでみて!
目次
HSPは資格よりも実績を考えよう
フリーランスで仕事をするとき、最初に考えるといいのは「実績」を作ること。
HSPは情報収集や、知識を得ることが好きな人が多いの。だから、フリーランスになろうとしたとき、まず「ちゃんと知識をつけなきゃ」と考えて足踏みしちゃう。
(もちろん、全く知識がない場合は資格を通して勉強する必要があるよ。)
知識の習得って終わりがないから、「まだまだお客様に提供できるレベルじゃない。」って思いがち。
「実績」というと、有名な賞を取るとか、SNSでフォロワー何万人とか、イメージするかもしれない。
ここで言う「実績」とは、誰かにサービスを提供した経験のこと。
誰かにサービスを提供する経験が大事な理由は、実際にお客様の反応を見て、わかることがたくさんあるから。
- フリーランスでやりたいと思った仕事が本当に向いてるのか?
- どのお客様層が得意なのか?
- 本当に続けていけるのか?
特に、HSPだからこそ強く言いたい。勉強はそこそこにして、まず誰かにサービスを提供してみよう。
誰かにサービスを提供しようと言ったけど、この「誰か」は知り合いでもいいの。
例えば、イラストレーターになりたいなら、友達に似顔絵を書いてあげるとか。SNSで書いたイラストを配信するとか。
だけど、周りの人に反対されそうで、言えないこともあるよね。
HSP的には、ネットで始められることがオススメだよ。時間や場所も自分のペースでできるし、違うなと思ったら、さりげなく削除すればいい。
ただし、依頼された仕事は最後までやり遂げようね。
無料会員登録ですぐにサービスを提供できるココナラ
私も使ってたことあるけど、初めてフリーランスを経験する人はやってみるといいよ。
メニューや価格を決めたり、説明文を考えるだけでも、具体的な仕事のイメージができるし。
「この価格でこのペースだと疲れちゃうな」という自分のペースも、感覚的にわかるようになるから。
何度も言うけど、「資格を取らなくていい」って言ってるわけじゃないよ。
実際にフリーランスで仕事をして感じたのは、勉強が好きで真面目だから、ちゃんと形を整えて完璧にしてから始めたいと思っちゃうのね。
これは、HSPあるあるだと思ってる。
既に知識や経験があるのに、「まずは資格を取って、もっと専門的な知識をつけてから。」とか考えてると、何も始められない。
フリーランスを始めるときに、資格を取った方がいい場合
HSPに限らずだけど、全く未経験の仕事でフリーランスになる場合は、資格を取った方がいいよね。
カウンセラーになりたいのに、カウンセリングの知識がないと始まらない。
以前取材した、時田さん(HSPHSSをカウンセリングしている人気カウンセラー)も、カウンセラーになるときに講座を受けてた。
カウンセラーの中にも「この人私の話を理解していないな」という人が結構いることに気づいたんです。
それで、自分もやってみようと思って、マインドブロックバスター講座を受けました。
やってみると、これはできるなという感覚があったんです。
それでお店で少しずつやっていると、ビジネスとしていけるという確信になり、カウンセリングをスタートさせました。
経験がないなら、自分でサービスを受けてみることも大事。
時田さんは、子育ての悩みでカウンセリングを受けたことが、カウンセラーになるきっかけだったの。
ちょっと資格の話からズレるけど、「ビジネスとしていける」という感覚は、やっぱりビジネスをやっていないとわからない。
時田さんは、1番最初にビジネスの勉強をしてた。
産休育休のタイミングでビジネスの勉強をしました。
育休明けに復帰できる保険があったことと、30代は体力があったので、今よりも多く行動できました。
具体的には、フランチャイズの情報を集めました。理由は、既に方法が確立されていて参入しやすいからです。
それでいて、あまり規模が大きくなければ、マニュアルも厳しくないですし。そういう条件で様々なお店に見学に行きました。
ももかがカラーセラピーを始めるまでにやったこと
ここからは、カウンセラーや色彩心理学に興味がある人のために、私がカラーセラピーをどうやって始めたかについて話すね。
まず、個人の先生をネットで見つけて資格の講座を申し込んだよ。
時田さんの個人セッションを受けたときに相談して、「資金ないけど、今やりたい!」と思って、予算内で取れる資格にしたの。
イメージコンサルタントを始めるときに、手持ちの資金以上の金額で講座を申し込んで、返済に追われた経験があるから。
「無理しないと払えない金額の講座は受けない」と決めてたの。
フリーランスになりたいけど、資金面で不安な人は、まず就職して資金を集める方がいいよ。
資金について詳しくは、「個人事業を始める?就職する?」生活に不安があるときの仕事選びを読んでね。

実践してみて、準備不足だと感じるか?
カラーセラピーをやり始めて半年経つけど、「もっと学んでおけばよかった」と思うことは、今のところないよ。
私の場合は、
- 大学で心理学を専攻していて、カウンセリング手法を学んでいたこと
- 心理学や人間観察が好きで、趣味でいつも情報収集していること
- カラーセラピーや数種類のカウンセリングを受けていた経験があること
- ①〜③が自然とカウンセリングの仕方の勉強になっていたこと
こういったアドバンテージがあったからなの。むしろ十分インプットしてきたし、早くアウトプットしようと考えて行動した。
事前の勉強不足を後悔するという意味では、「学んでおけばよかった」ことってないかな。
今後もっとカウンセリングの知識をつけたいと思うけど、心理学の勉強って趣味も兼ねてるから。
必要なときに、カラーセラピーのフォローアップ勉強会に参加したり、上級講座を受けたりしようかなって考えてる。
フリーランスの肩書きは、「信用」と「イメージ」のために作る
次に、「肩書き」の話に移るね。
フリーランスで仕事をするときに、肩書きが必要な理由は「信用」と「イメージ」を作るため。(だと、私は思ってる。)
会社の場合は、自分が生まれる前から、誰かが仕事を続けてくれていて、何十年っていう実績がすでに作られてるでしょ。
フリーランスは、ゼロから信用を作らないといけない。
個人のサービスを受けようと思ったときに、何している人かわからないと不安だよね。
だから、肩書きがあると、「この人はきちんと仕事をしてきた人なんだな。信用できそうだな。」っていう信用を得られる。
さらに、何を提供してくれる人かイメージしてもらうことができる。
ちなみに、肩書きの意味を調べてみた。
①名刺などで、氏名の右上に書かれる職名・地位など。②人の社会的地位や身分を示す職業・役職名など。引用元:コトバンク
サラリーマンだったら、「社長」「部長」「マネージャー」「店長」ってやつだね。
フリーランスの場合は、「〇〇コンサルタント」「弁護士」「フラワーアーティスト」「ネイリスト」「プログラマー」みたいな職業の名前が肩書きかな。
もしくは、「全日本〇〇コンテスト第10回ファイナリスト」とか「月間100万PVブロガー」とかも、社会的地位を表す肩書きだね。
肩書きを聞いただけで、何をしている人なのかわかる。だから、お客様にイメージしてもらうためにも、肩書きって大事だと思う。
肩書きを壊したくなるのがHSPHSS
最後に、HSPHSSである私は、肩書きを求めることをやめたの。
なぜかというと、肩書きを作ってもすぐ「捨てたくなる」から。笑
安定した肩書きを捨てて、ゼロから作ることに猛烈な魅力を感じてしまう。
それから、「普通の人」でいることで、読者さんと同じ目線で記事が書けるかなぁっとも思ってる。
「色々挑戦してみたら、こんなことがわかったよ!こうすると失敗するから、気をつけて!」っていう経験を伝えて、読んだ人が自分なりの解釈で、何か気づいてくれたらいいなって。
以前は、社長とかコンサルタントとか、誰かに凄い!って言ってもらえそうな肩書きを持つことに執着してたの。
転職経験3回以上の人にオススメ!「キャリアの棚卸し」で仕事選びを見直そうで書いたけど、「課長」とか「部長」ってかっこいい!って思って。
毎日終電まで仕事してたこともある。
肩書きを求めているときは、自分のことしか考えていなかった
イメージコンサルタントでフリーランスになったとき、「私の仕事は承認欲求を満たしたい自己満足で、自分しか見てなかった」って気づいたんだ。
全然お客様を見てなかったことに気づいて、今の私はフリーランスとしてサービスを提供できる器じゃないって感じた。
今は、自己満足な部分が全くないのも、つらくなる原因だと感じているよ。
承認欲求は、人間の基本的な欲求だから。
良いバランスで、自分も相手も楽しめることを探すのがいいなと思う。
「みんながわかってくれる肩書きを持って、すごそうな仕事してれば認めてくれるでしょ」
っていう、日本的な価値観に縛られてた部分もあるのかも。
偉そうに語ってるけど、まだまだ勉強中だよ。たくさん気づいている最中。
ただね、今は肩書きをつけることがゴールじゃなくて、もっと大事にしたいことがある。
- 過去に何をしてきたか?
- 現在何をしてるか?
- これから何をしていきたいか?
つまり、自分の想いや目的を人にしっかり伝えられることが、ビジネスをする上で大事だと感じてる。
政治家になれそうな公約とか、褒められそうなことじゃくていいの。ただ、自分の気持ちをしっかりと伝えられること。
勉強だけしてても、相手がいなければ集客はできないから。
でも、興味のあることの勉強は好きなので、趣味で続けるよ。
- 経験の仕事でフリーランスになりたいなら、まず資格を取得して知識をつける。
- 既に経験や知識があることなら、勉強はそこそこにして、実績を作ることを考える。
- HSPHSSのももかは、肩書きがついた途端に捨てたくなってしまうから、こだわらないようにしている。
どうかな?すごく暑苦しく、自分語りしちゃったけど。
こういう考えの人もいるんだなぁ程度に、参考にしてみてね。
