こちらは、ももか(@momohsphss)の個別相談コーナーです。
読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!
【本日のご相談内容】
私は今高校三年生です。
志望大学に勉強量が追いつかないため、授業中ずっと内職をしています。
将来の夢を叶えるためにはその大学が1番近いので、どうしてもその大学に行きたいです。
しかしクラスメートは結構真面目な人が多く内職してるので浮いています。
夢のために頑張っているけどダメなことしてるんじゃないかって不安になったり、ダサいんかなって思ったりしてしんどいです。
どのように捉えたらよいでしょうか?
また、友達はガヤガヤしてる人が多くて、私もガヤガヤが好きなので一緒にいて楽しいのですが、1週間ぶっ通しで学校に行くのはしんどくて、週に2回くらい遅刻してしまいます。
友達には「朝から来いよ〜」って言われるから遅刻キャラみたいな感じで流しているのですが、HSPって言ったら多分友達に気を使わせるだろうし、今みたいなフランクな付き合いができないのではないかと不安になり言えません。
後、親にHSPだと言えずにいます。
以前HSPを知らなかった頃、日々のしんどさがつのり精神科を受診したいと言ったら怒られました。
親に伝えるべきかわからないです。ももかさんならどうされますか?
ご相談ありがとうございます。
夢に向かって努力していて素晴らしいです!
そのために人と違うことをしようと決めるのも、とても大きな決断ですね。
人と違うことをするとき、HSPは『罪悪感と羞恥心』を抱きがちです。
詳しく解説しましょう!
HSPは罪悪感と羞恥心を抱きやすい
HSPが抱えやすい心の問題として、罪悪感と羞恥心に苛まれてしまうことが挙げられます。
デンマークの心理学者イルセ・サンは、鈍感な世界に生きる敏感な人たちの中で、次のように語っています。
HSPにとって、謝罪し改善することは難しくないことがほとんどです。むしろ、深刻に捉えすぎて、度を越した罪悪感を抱き、謝りすぎてしまうかもしれません。
罪悪感は無理やり消すものではなく、受け入れて、努力の種にするものです。
非HSPなら、数日で忘れてしまうような苦い経験も、HSPの心にはトラウマとなって深く残り続けます。
なので、過去の経験から罪悪感と羞恥心を見つけることで、行動につながっていきます。
相談者さんは、心のどこかで次のように考えていませんか?
- 親や友達の望むような私でいなければいけない
- 期待された道以外を歩んではいけない
- 誰かに迷惑をかけてまで、自分のやりたいことを優先するのはダメなこと
- 「夢のために」なんて、私が言っていいセリフじゃない
夢の実現を拒むのは、親や友達の期待を裏切る「罪悪感」と、自分の意思を堂々と見せる「羞恥心」なんです。
ビリギャルから学ぶ
ご相談を拝見していて、「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に合格した話」(通称ビリギャル)が浮かびました。
勉強にまったく興味がなかった『さやか』が、慶応大学に合格するまでの物語です。
友達から「何夢みたいなこと言ってんの?」と白い目で見られても、ひたすら目標に向かって勉強し続けるのです。
すると、友達のさやかを見る目が変わり始めます。
最初は、さやかが別の道を歩み始めることに戸惑って、どう接していいかわからなかった友達。
ところが、ひたむきに夢に向かって努力する姿を見て、応援してくれるまでになるんですね。
さやかが、慶應大学に合格できたのは、
- 期待を裏切る罪悪感
- 輪を外れる羞恥心
この2つを克服したからだと思います。
「罪悪感」と「羞恥心」を克服するには
罪悪感と羞恥心を克服するには、リスクを受け入れて行動の選択をする勇気を出すことです。
どんな行動でも、人と違う道を選ぶのはリスクがあります。デメリットと言ってもいいですね。
たとえば、夢のために努力するなら、
- 友達からバカにされる
- 遊びにいけない
- 受験に失敗したとき笑われる
といったリスクがあります。逆に、親や友達の顔色を伺って生活するなら、
- 大人になって後悔する
- 本気になれない自分を責め続ける
- チャンスを見て見ぬ振りする癖がつく
こんなリスクが考えられますね。
つまり、どちらを選んでも種類の違うリスクがついてくるんです。
どっちにしろリスクがついてくるなら、どちらを選びますか?
リスクを受け入れて続けるための工夫ができれば、どんな仕事もHSP気質を活かすことができるのです。
人生の主人公は私!
やりたいことを拒むのは『罪悪感』と『羞恥心』ですが、感じないようにしようと蓋をするほど心にしみついて取れなくなります。
罪悪感と羞恥心は、自分を守る防衛本能なので、1度使うとクセになるんですね。
だから、消そうとするのではなく努力の種にした方がいい。
自分の人生の選択は、自分で責任を持つ。
逆に「私には、そこまでの覚悟ができない」と思うなら、その程度の夢だったということです。
人生の主人公はあなたです!応援しています!