こちらは、ももかの個別相談コーナーです。
読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!
【本日のご相談内容】
はじめまして、自分がHSP、更にエンパス、アダルトチルドレンだと最近になって知りました。
その他、パニック障害も20年以上患っています。
いろいろ調べて、母親の影響も強いことに気がついてから、言い様のない、ふつふつと怒りがこみ上げ、なにを見てもイライラするし、夫には顔つきがきつくなったと言われました。
イライラが始まりまだ2日くらいですが、夫は自分には嘘でも良いから笑ってなさいと言われましたが笑えません。
ずっと繊細だと言われてきて、少しの事に落ちこみ、また嫌と言えず、自分が謝れば済む話しだと諦め謝る。
もうそんな過去の自分にも腹立たしくて、気持ちのやり場がありません。
ももかさんは、このような気持ちになったことがありますか?
もしあるなら、その時どんな対処をしましたか?
ご相談ありがとうございます。
1番理解してほしい旦那さんと分かり合えないと、とてもツライし寂しいですね。
私も同じような経験ありました。具体的にはこんな感じ↓
- HSPを知ってから、家族に対して激しく怒りを覚えた
- 家族からはHSPについて期待していた反応をもらえなかった
- 今まで気にならなかったことにイライラする自分に嫌気がさした
これは、大人の反抗期の状態です。
今回は、大人の反抗期中の家族との付き合い方について、お話しますね!
家族への怒りは遠慮せずぶつけよう!
本来なら、思春期までに終わるはずの反抗期を経験できなかった場合、大人になってから反抗期を迎えることがあります。
大人になってから迎える反抗期を「大人の反抗期」と呼びます。
反抗期は心の発達に重要な時期なので、感情は遠慮せずぶつけた方がいいです。
誰よりも飾らない自分を受け入れてほしいと思う家族に対して、長い間本音を我慢し続けたことが、生きづらさが解消しない原因なので。
ここでまた本音を隠してしまうと、同じことの繰り返しになってしまいます。
HSPが生きづらさから解放される過程では、人と感情的にぶつかり合うことが必要です。
人に対してNOを言うのは1番怖いじゃないですか。
だからこそ、感情的にぶつかり合う経験をすると、より早く生きづらさから解放されます。
(今まで何度もぶつかってきた人もいると思いますが、その場合については後ほど解説します)
大人の反抗期は、ラフブログで詳しく解説しています。▷【認知行動療法応用編①】感情が爆発する「大人の反抗期」の過ごし方
怒りを発散すると隠れた感情に気づく
散々ケンカして自己主張してきたのに、生きづらさが解消しない人もいます。
怒りは一次感情を隠すために湧いてくる二次感情です。
何かあるとすぐ怒りにまかせて口撃していた人は、本音を隠していることになるので、やっぱり生きづらさは解消しません。
大人の反抗期中の怒りは、我慢せずぶつけた方が隠れた感情に気付きやすくなります。
隠れた感情とは、次のようなものです。
- 寂しい
- 悲しい
- 羨ましい
- 妬ましい
- 怖い
一次感情を長年放置すると、感情をキャッチするセンサーが埃をかぶった状態になり、回復させるには多少の痛みが伴います。
ひとりで悶々として感情が整理できればいいですが、怒りの対処方法を身につけていない場合は難しいですよね。
なので、できるだけ言葉にして人に伝えて、客観的に感情を観察する状況を作るんです。
大人の反抗期は家族と向き合う時間
今まで従順でいつも笑顔だった人が突然イライラすると、周りは混乱しますよね。
相談者さんの場合も、きっと旦那さんは突然の変化に混乱して不安になっているのでしょう。
家族が突然怒りっぽくなって毎日イライラしていたら、なんだか自分が悪いことをしているような気持ちになりませんか?
まずは、紙やスマホのメモに気持ちを書き出して、自分で気持ちを観察してみましょう。
家族や旦那さんに伝えるときは、一次感情を伝えるよう心がけると、摩擦が少なく済みます。