カウンセリング

経験者が語る。HSPは心療内科とカウンセリング、どちらを受けるべき?

こんにちは!ももかです。

私は高校生のときに適応障害の治療で心療内科に4年通いました。

さらに、20代後半では生きづらさ解消のために、4年かけて様々なカウンセリングやセラピーを利用しました。

そんな私のもとには、LINE公式アカウントを通して、心療内科に不満を持つHSPから多くのメッセージが届いています。

また、「心療内科やカウンセリングを利用しようか悩んでいる」というHSPからもメッセージをもらいます。

そこで今回は、HSPは心療内科とカウンセリングどちらを受けるといいかについて、お話ししますね。

心療内科ってどんなところ?

心療内科は医療なの。

科学的に効果を証明された薬を使用する西洋医療。

西洋医療の良いところは、目の前の症状を短期間で改善できること。

自ら人生を終わらせる危険がある人には、脳をリラックスさせる薬を処方することで、命を危険から守れるね。

心も体も限界を超えている人は、お医者さんから診断証明書をもらう。

  • 休むことはサボること
  • 休んだらいけない
  • もっと頑張らないと

と思っていた人にとっては、やっと限界を超えていると自覚できるとともに、会社に「休みます」と言う後ろ盾を手にする。

心を治療する内科

心療内科とは、心を治療する内科。

風邪をひいたときは内科に行くよね?

お医者さんの前に座ったら、熱、咳、喉の痛みといった自覚症状を伝える。

お医者さんは、喉の腫れを確認して、聴診器で心音を聞く。

下痢をしているのか?症状はどれくらい続いているのか?など、症状を総合的に考えて、処方する薬を判断する。

心療内科も、これと同じだよ。問診で自覚症状を把握する。

  • 眠れない
  • 起きれない
  • 胸が苦しくなる
  • 動悸がする
  • 頭痛

こういった体の自覚症状のほかに、

  • 私の人生はうんざりすることばかりだ
  • 自分なんていなければいいと思う
  • しにたい

などのように、心の中を確認する。

クライアント(心理の世界で患者さんのこと)は、「全くそう思う、あまり思わない、全く思わない」みたいに該当項目にチェックしていく。

先生は、世界で共通して使われる診断基準と、問診の回答、患者の話を照らし合わせて、病名を特定して処方する薬を決める。

そして、薬の飲み方を説明して、「1ヶ月後に経過を見るので、またきてください」という。

1ヶ月後に再来すると、症状は改善しているか?薬の量はどうか?副作用はどうか?を確認して、また薬を出す。

心療内科は、これの繰り返し。

心理カウンセラーと臨床心理士は何をする人?

心理カウンセラーや臨床心理士と呼ばれる人たちは、医師免許がないので薬を処方することができない。

心理カウンセラーや臨床心理士は、心療内科医や精神科医と連携して、クライアントの根本的な問題にアプローチする。

病院に属さない心理カウンセラーは、個人で開業してカウンセリングする。

心の変化を促すアプローチ方法はたくさんあるよ。一部を紹介するね。

心の変化サポート方法
  • 言葉や対話によって、クライアントの物の見方(認知)を修正する
  • 同じような心の問題を抱える人とグループで経験を話し合う場に参加する
  • 絵を描いてもらったり、砂の入った箱に模型を自由に配置する

心理カウンセラーや臨床心理士は、ひとつの手法を専門的に使用したり、状況に応じて使い分けたりする。

カウンセリングを受けている期間にも、突発的に不安感に襲われてパニックになることもあるの。

そうしたときは、心療内科医が「緊急用」に処方した頓服薬が役立つ。

HSPは心療内科とカウンセリング、どちらを受けるべき?

1番いいなと思うのは、心療内科とカウンセリングを併用すること。

まずは、心療内科で薬を処方してもらったり、診断証明をもらって仕事を休む。

動悸や不眠などの症状が軽減してきたら、カウンセラーにサポートしてもらって、心身の限界を超えてしまう根本的な考え方を修正していく。

カウンセラーによっては、医療機関の受診が必要な人を対象外にしていることもあるから注意してね。

HSPの場合、心療内科で治療の対象となる、

  • 不眠
  • 過眠
  • 不安感
  • 人と一緒にいたくない

みたいな症状は、刺激を受けすぎることによる「刺激過多」の結果出てきた反応。

これらの反応を心療内科では、うつ病などの精神疾患としての脳の機能異常と診断される傾向にあるの。

うつは心の風邪と言われていた時期があるの、知ってる?

心療内科では、まさに風邪のように一時的に脳がバグって、本来の正常運転ができなくなったことを対処するのが目的。

HSPの正常は心療内科の異常

HSPにとっては、刺激過多として脳が反応することは正常なこと。

脳が「刺激を受けすぎだよ!これ以上処理できないから、休んで!」という警報を出した結果、疲れやすくなったり、やたら眠くなったりする。

これは、刺激を深く処理する脳による正常な反応なの。

心療内科ではHSPの正常な反応を異常と判断して、薬で治療してしまう。(全てではないけどね。傾向としてある。)

だから、薬を飲んでも生きづらさという症状は消えない。

下の画像は、HSP気質をタネ、心療内科で治療する症状を花びらとして説明したものだよ。

HSP

心療内科は、しぼんだ花びらを元の状態に治すところ。

カウンセリングは、より生き生きした花になるように、タネの特性を活かすサポートをするところ。

もちろん、目に見えた症状としてうつ病になっている場合は、心療内科で治療した方が早く回復する。

だけど、心療内科ではHSPのタネに対するサポートは受けられない。

なぜなら、HSPの刺激過多に対する脳の反応は、タネの中に遺伝子として組み込まれた正常な反応だから。

HSPが病気ではないと言われる理由も、繊細さが持って生まれた脳の仕組みだから。

心療内科に4年通った結果

私は適応障害と診断され、4年心療内科に通った。

おかげで、

  • 原因不明の動悸
  • 突然流れ出る涙
  • 何も考えられない

みたいな症状はなくなった。

確かに、高校生のときに陥った適応障害の症状はなくなったよ。

だけど、社会人になりたてのときや、上司が変わったとき。部署が変わったときや、転職したとき。毎回「適応障害のような症状」が出た。

適応障害は、ストレスの元から離れれば治ると言われている。だけど、ストレスがなくなるわけじゃない。

私にとっては、周囲の人がなんとか乗り越えられるような変化でさえ、大きなストレスになる。

心療内科の通院を終えたあとも、

ももか
ももか
適応障害って完治しない心の病気なのかな

と不安でいっぱいだった。

当事者の人には本当に失礼な話だけど、

ももか
ももか
発達障害とか自閉症とか、みんなが知っていて社会的にサポートしてくれるやつなら、もっと楽かな

なんて考えた。

病気っていう病気じゃないからこそ、

  • なんだか周りと違う気がする
  • みんが普通にできることができない

という違和感を持っているのに、認めちゃいけないと思って苦しんでいたの。

本当の意味で私を救ってくれたのは

それが、いまでは生きづらさを感じることはなくなった。幸せだな、楽しいなと思うことも増えた。

だけど、私の脳は変わらず正常運転を続けているよ。

季節が変わったり、人事異動で新しい人が来たり。

そんな些細な、普通はストレスだと思われないようなことでも、大きく心を揺さぶられて、心身の負担になる。

私の正常運転
  • 夕日が綺麗だなと感じて心臓が締め付けられる
  • ふと目にしたCMに感動して1時間のドラマを見たくらい疲れる
  • なぜか、人の感情の動きが頭の中に流れ込んでくる
  • 脳が興奮しすぎて寝つきが悪いときもある
  • 1日外出した次の日は12時間くらい寝る
  • 突然ひらめいて脳内がスパークすると、うっかり過呼吸ぎみになることもある

私が、いまの状態になれたのは、心療内科でもらったメイラックスのおかげじゃない。

メイラックスとは、精神安定剤のこと

「会社に依存せず仕事がしたい。それなら、人間力を上げなければ」と思い、弱さから逃げないと決心したから。

私の決心をサポートしてくれたのは、心理カウンセラーやセラピスト、相談員だった。

生きづらさ解消にかかった期間は、心療内科に通ったときと同じ4年。

心療内科医と歩んだ4年。

カウンセラーやセラピストと歩んだ4年。

どちらかだけでは、いまの状態には到達しなかったかもしれない。

高校生で自分の命を捨てようとしていた私には、心療内科の先生が処方してくれたメイラックスが役に立った。

おかげで、根本的な生きづらさを解消するための命を守ることができた。

ただ、心療内科とカウンセリングを併用していれば、もっと短期間に生きづらさから解放されていたかもしれない。

想像でしかないけどね。

「元どおり」になるか?「元から変える」か?

私は心療内科から離れてしばらく経つから、現在は状況が変わっているかと思いきや。

現在心療内科に通っている読者さんからも、同じような声をもらう。

医療の問題は、数日で解決されるようなものではない。だからといって、「受ける側の私たちが、知識をつけていくことが大事」なんて軽はずみには言えない。

心が病んでいるとは、判断能力が鈍っている状態。

どんな人がやっているのかわからない、民間のカウンセラーを探して保険のきかない高額なカウンセリングを受けるには、正常な判断能力が必要。

何も考えられない状態なら、病院の先生を探す方がよっぽど楽だ。最初に言ったように、診断書をもらえれば会社を休む印籠になる。

臨床心理士や心理カウンセラーが常駐している心療内科は少ない。

現実的なところで、やっぱり心療内科で風邪的な症状を緩和させてから、ゆっくり時間をかけてカウンセラーと一緒に生きづらさ解消していくのがいいのかも。

生きづらさはないのに、介護や怪我の影響など、一時的に大きなストレスを抱えて適応障害やうつになったなら。心療内科で薬もらってストレスの元から遠ざかると「元どおり」になる。

でも、「元どおり」になることと、「元から変える」ことは全然違うから。

なんとなく生活できちゃうけど、不安感が消えなくて生きづらい人は、心療内科じゃなくて心理カウンセラーを探そう。

ただし、カウンセラーって資格なくても名乗れるから。

HSPカウンセリングの選び方と注意点。東京のおすすめカウンセラーまとめ。で書いた基準を参考に探してみてね。

ポイントは5つ。

  • カウンセラーがHSPである
  • HSS型HSPならHSS型HSPのカウンセラーが◎
  • 「HSPの症状を改善」と謳っていないこと
  • 回数指定のメニューがある
  • 初回お試し料金の設定がある
HSPカウンセリグの選び方と注意点。東京のおすすめカウンセラーまとめ。 こんにちは!ももかです。 私は合計6名からカウンセリングを受けた経験を持ちます。 適応障害(心療内科で投薬治療) アダル...

いま日常生活を送ることが困難なら心療内科で薬をもらって、とりあえず休む。

なんとか生活できているけど、突発的に衝動を感じたり、不安に襲われたりするなら、心理的なカウンセリングへ。

絶対というわけではないし、最終的には自分が受けたいと思う方を選べばいいと思うけど。

何か参考になれば嬉しいな。

それじゃあ、またね。