お悩み相談室

毒親に育てられるとHSSっぽさが身につくのか?

こちらは、ももかの個別相談コーナーです。

読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!

今回は、ご質問をいただきました。「家庭環境とHSSっぽさの関係について教えて欲しい」という内容です。

【本日のご相談内容】

ももかさん、こんばんは。

私はHSPという言葉を知ってから、ももかさんのブログを見つけて読者になりました。

HSPの概念は当てはまるけど、なんか納得いかないというか、腑に落ちない…

ももかさんのブログを見つけてからHSS型HSPという概念を知ってすっかり納得!そうだ、これだ!私だ!と思ったんです。

基本的におしゃべり好きというか、自分から発信したいタイプ。

発信したことに対して納得をしてもらえたり、それがきっかけでリーダー的ポジションに抜擢されたり影響力は割とあるのかな?と思っています。

が、故に目立ってしまうのかよく陰口を言われたりハブられたり、普通にしてるのに生意気と言われたり…

すごく気にしいなので、それを真に受けてすごく凹んでいました。

リーダーポジションでみんなを引っ張れる、ガンガンと突っ込んでいくポテンシャルはあるのに同時にそれを恐れてしまう自分もいて昔から苦しかったんです。

でもHSS型HSPを知って、これだから苦しかったんだなと原因を知れたら少しほっとしました。

でも、ももかさんのとあるブログの記事を見て、少し迷いが生じてきました。

HSS型じゃないHSPが、HSSっぽさを身につけることがある、という記事と、HSS型HSPは家族関係は良好なことが多いという記事です。

私は親から暴言や暴力を受けて育ったので、少し引っかかってしまいました。もしかしたらその影響でHSSっぽさを身につけてしまったのか…そう思ってしまったんです。

ごめんなさい、決して文句を言ってるわけではなくて…

ももかさんのお力をお借りしたいんです。この話だけでは判断難しいかと思うんですが、お聞きしてもよろしいですか?

よろしくお願いします。

ご相談ありがとうございます!

私の記事で不安になってしまったようで、ごめんなさい!!

具体的なHSSっぽさについての説明と、家庭環境との関係について、お話しますね。

はじめに:内面に名前をつけるということ

本題に入る前に、大事なことをお伝えさせてください。

実は、同じようにLINEで「私は本当にHSS型HSPなのでしょうか?」と診断を求められることが多々あるのですが、全ての方に「この情報だけでは判断できません」と返信しています。

なぜなら、人の内面に名前をつける行為は、ガン患者に病名を告げるのと同じくらい、相手の人生を左右するものだと考えているからです。(HSPは病気ではないですが)

HSPやHSSに限らず、エンパスやアダルトチルドレンといった内面を表す名前は、学校のテストのように「〇〇のとき答えは××」と、一問一答で判断できるものではありません。

内面の診断方法は、統計で作成されているので、一種の占いのようなものです。「多くの人が当てはまる」というだけで、例外もあります。

ただし、HSPの概念に関してアーロン博士は「持っているか、持っていないかのどちらかだ」と言っているので、『そういう時期もある』というような一時的なものでないことは確かです。

偉そうな言い方ですが、今回の相談者さんは「診断して欲しい」「決めて欲しい」というよりも、「記事を読んで単純に浮かんだ疑問を解消したい」というニュアンスだと読み取れたので、相談室としてお答えしようと決めました。

次からは、HSSっぽさについて解説しますが、あくまで私が見てきた範囲の特徴ですので、例外もあります。ということを踏まえて、その中でも高い確率で共通する点を集めてご紹介しますね。

非HSSが身につけるHSSっぽさ

HSSっぽさとは、持って生まれた気質ではなく、後天的に身につけた性格のことを指します。成長の過程で、環境に適応するためにHSSっぽさを身につけた人が、自分をHSS型HSPだと思い込んでしまう場合があるんですね。

小さい頃から身についていることが多いので、本人もいつ習得したのか覚えていない。だから、セルフチェックでも気付きにくいんです。

次に挙げるのは、HSS型HSP(以下HSS)の特徴の中で、HSP非HSS(非HSS)と混同されやすいものです。

お喋りで相手のペースに関係なく話が止まらなくなる

HSSの場合は、居心地の悪い空間でも、身を守るために喋りまくります。喋って盛り上げることで、自分を守ろうとするんですね。

初対面の人が大勢集まる飲み会でも、盛り上げなきゃ!という使命感があり、気丈に振る舞って笑いを取りに行きます。刺激過多になると口数が減りますが、基本的には場所や人に関わらず、喋ることに抵抗はありません。

非HSSの場合は、親しい人や慣れた空間にいるとき、お喋りになります。逆に、初めての場所や心を開いてない人が相手の場合は、口数が減ります。

初対面の人との会話は、基本的に聞かれたことや振られた話に対して答えるので、聞き役になることが多いです。

何の話をしていたか、自分でもわからなくなる

HSSの場合は、話題自体がコロコロ変わります。連想ゲームのマジカルバナナで例えると、こうなります。

【HSSのマジカルバナナ】

バナナと言ったら黄色、黄色と言ったらヒマワリ、ヒマワリと言ったら夏、夏と言ったら海、海と言ったら砂浜…で、何の話だっけ?

バナナの話から始まって、気付いたら砂浜の話になっています。笑

非HSSで多いのは、1つの話題に対して結論まで長々と話しているうちに、落とし所がわからなくなるパターンです。マジカルバナナだと、こうなります。

【非HSSのマジカルバナナ】

バナナと言ったら、黄色くて甘くて黒い斑点も出てきて、斑点が出る方が甘くて、ビタミンも豊富でダイエットにもよくて、、、お腹すいたね!

バナナは美容にも健康にもよくて、美味しいんだよ!ということを伝えたかったけど、話しているうちによくわからなくなって、「お腹すいた!」と投げ出す。

私のブログを読んでいただくと、話が脱線しまくりで、1つの記事にアレもコレもと詰め込んでいるのがわかると思います。それが、HSSです。笑

好奇心旺盛で行動的

HSSの場合は、

  • 未経験のことを実行したい
  • 多くの人が興味ないことをやりたい
  • 誰もやったことのないことを成し遂げたい
  • とにかく見切り発車で、手をつけたことが中途半端に終わる

という状態がデフォルトで、常に新しいことを探しています。特攻隊長のようなイメージですね。

好奇心の赴くままにしばらく行動すると、いつの間にか周囲が真似し始めることも多々あります。情報収集もしますが、前例がないほど興味が湧きます。

1人で外出するのは、経験したい、行きたいという理由が最も大きい。

非HSSの場合は、

  • 自分にとって重要だと感じると、思い切った行動をする
  • 1人旅もするし、転職もするけど、思いついてから行動まで数年かかることもある
  • 他の人がどうやっているかをよく観察して、前例やリスクも十分想像する
  • でも、動かないことの方が多い

という特徴があるんですね。この、思いついてから行動するまでにモンモンとしている期間を「アクセルとブレーキを同時に踏んでいる」としている場合があります。

HSSは、行動に移す前のブレーキ期間は比較的短く、アクセル全開で行動を始めてから急ブレーキがかかる感覚です。

ちなみに、非HSSが1人で外出する最も大きな理由は、1人でいると落ち着くし、気を使わなくて済むからです。

HSS型HSPに毒親が少ない理由

今回の相談者さんが気にされていた、家庭環境について言及している記事とは、実際に聞いた!「HSS型HSPの悩み25選」独特な心の中ですね。

この記事の中で、「家庭環境は良好で、むしろすごく愛されている」と書きました。

あくまで、私が個別にお話を伺ったHSSに限定されますが、虐待やネグレクトの経験を持つ人はいませんでした。(カミングアウトされないだけで、実際は経験者かもしれませんが)

ただし、HSSでも厳しく躾けられた人もいます。過干渉や過保護に育てられたことで、常に不安を感じる性格特性を持つようになった人もいます。

Twitterのフォロワーさんですが、家族や親戚の面倒を全部見ているというHSSもいました。

私見ですが、HSSは生まれつき外向的で社交性もあり、尚且つ気配りができて人を癒すこともできるので、幼少期は問題が表面化しにくいため、親は違和感を持たないのだと思います。

相手のエネルギーをコントロールするような性質があるので、HSSと生活をしている家族は、エネルギッシュになるのでしょう。

両親も見たい部分しか見ませんから、外向的な面が強く印象付けられ、繊細で傷つきやすい面は印象に残りにくいということです。

一方非HSSは、ある一定の年齢までは社交性は低いので、親も心配します。人のエネルギーによってコントロールされやすいため、親の不安感をどんどん吸収するんですね。

そうすると、「両親を悲しませないために、良い子にならなきゃ!」と考え、勉強や部活に力を入れたり、活発的に行動するようになります。

明るく元気でいた方が、親が喜んでくれるからですね。

毒親だと、長期間に渡って人格否定を受けるわけですから、HSSっぽさを身につけやすい環境にあると言えます。

全ての人に当てはまるわけではありませんが。

まとめ

HSS型HSPか判断するときは、「会話」を最も重視すると、まず間違いないです。

私がLINEで診断をしない理由も、会話が大きなポイントだと感じているからです。実際に会って、エネルギーの強さと会話のスピード、キャッチボールの仕方、話題の移り変わり…こういった部分を見ることで、初めて確信を持ってお伝えします。

家庭環境や人間関係は後天的な外部要素なので、個人差が生まれやすい条件です。

HSSに関する情報も溢れかえっていて混乱するかもしれませんが、結局は【新奇探究性(=新しく奇妙なものを求める)】【衝動性(=行動せずにいられない)】です。

まとまりがない回答になってしまいましたが、参考になれば嬉しいです。

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