自己肯定感

なぜ、HSPを知っても悩みが解決しないのか?

こんにちは、ももかです。

HSPについての発信を続けているの人は、よく「悩みが解決したのは、HSPを知ってしばらく経ってから」と言っています。

私も、自分がHSPだと知ると悩みの50%は解決しました。言い換えると、残り50%は知るだけでは解決されなかったのです。

HSPが悩む根本的な原因は、辛さを周囲に理解されない(共感者がいない)ことなので、「自分だけじゃなかった!」と仲間を見つけられたことで、悩みの半分くらいは解消するんですね。

では、残りの50%が解消されないのはなぜでしょうか?その原因を詳しく説明しますね。

なぜ、HSPを知っても悩みが解決されないのか

悩みとは千差万別で人の数だけありますし、人が絡んでくると問題はより複雑になます。

住んでいる場所も関わっている人も違うのに、本に書いてある方法をそのまま真似しても、解決するのは難しいですよね。

HSPが抱えている悩みの残り半分は、個人的な生活や性格が反映されたものなので、ここを解決するには一般論を応用しなければなりません。

一般的なHSPの特徴を理解したところで、自分自身の特徴を理解しなければ悩みは解決しないのです。

HSPは、知的好奇心が旺盛で物事を深く処理するので、基本的な特徴については自ら情報収集して、ある程度は理解できます。

知っていることとできることは違うと言われているように、大切なのは【理解したことを実践する力をつけられるか】です。

新しい自分を受け入れて生きづらさから解放されるには、行動を変えることが重要です。多くの人は、その勇気が持てずに結局は現状維持になっています。

気質に個人差が出る3つの原因

ここからは、具体的にHSPに個人差が出る原因についてお話します。

HSPの名付け親である、アーロン博士はひといちばい敏感な子で、次の3つを挙げています。

  1. 遺伝子の影響
  2. 「行動抑制システム」と「行動活性システム」のバランス
  3. 気質

遺伝子の影響について

そもそも気質とは、いくつかの遺伝子が集まって作られるのですが、当然遺伝子ごとに何に敏感かも変わります。

何に敏感かは違っても、その根底には共通する特徴があり、それが遺伝していくのです。

「行動抑制システム」と「行動活性システム」のバランス

脳には、「行動抑制システム」と「行動活性システム」が働いているのですが、どちらのシステムが優位かは人によって異なります。

車のブレーキとアクセルをイメージしてください。人間には、ブレーキ優位の人とアクセル優位な人の2種類が存在します。

この2種類がバランスを取ることで、どんな状況でも絶滅せずに種を保つことができるのです。そして、ブレーキとアクセルどちらが優位かは人によって異なります。

気質

気質の研究は、様々に行われているのですが、『気質の特性』も人それぞれ違います。

例えば、こだわりが強いけど集中力がない人もいれば、社交的だけど、活動的ではないという人もいます。

このように、気質と一言で表現しても、一人ひとりを見ると個人差が存在するのです。

Windowsの世界に生きるMacユーザー

自分がHSPだと知ることは、新しいマニュアルを手に入れたことと同じです。このことを説明するために、少し長い例え話をしますね。

今までWindowsだと思っていたパソコンが、実はMacだった!みたいな感じです。

Macを持っていると気づかずに、必死にWindows用のマニュアルを使おうとするので、コンピューターは思うように動きません。

「みんなと同じように動かないのはなぜ?」と悩み続けていたとき、自分が持っていたのはMacだったと気づき、「そもそも持っているものが違っていたから上手くいかなかったんだ!!」と知ると嬉しくなりますよね。

次に、自分がMacユーザーだと気づいたあなたは、たくさん情報収集してMac用のマニュアルを入手します。

さらによく周囲を観察してみると、自分と同じようにMacを使っている人がたくさんいることに気づきます。

「この世界はWindowsしか存在しないから、使いこなせないのはダメ人間だと思っていた。でもそうじゃなかった。自分と同じ人がいる。」といった感じで、仲間の存在に気づき、大きな安心感に包まれることでしょう。

ところが、ここで1つ問題が起きます。パソコンには基本操作以外の拡張機能があり、マニュアルにはないエラーが発生するのです。

あなたは、問題の複雑さに混乱します。結局、目の前のMacをどう使いこなしていいかわからず、操作することも怖くなってしまい、そんな自分が情けないとも思う。

「どうせWindows所持者には、この気持ちを理解してもらえない。説明して笑われるのが怖いから、Mac所持者としか関わりたくない…」と自分の世界をどんどん狭めてしまうかもしれません。

例え話は終わりです。どう感じましたか?

マニュアルは「一般的には、こう使えば問題なく動作します」という限定的なものです。

自分にはどんな拡張機能があって、どんなときにエラーを起こすのかは、使いながら1つずつ確かめていくしかありません。

だから、いつまでも基本操作の情報収集ばかりしてないで!

どう使いこなすか試行錯誤の段階に早く入りましょう。

HSPの性格は一人ひとり違う!

同じ気質を持っていても、性格は一人ひとり違うのです。

アーロン博士の著書『ひといちばい敏感な子』には、様々な性格のHSC(HighlySensitiveChildren)が登場しているので、「本当に個性が違うんだなぁ」と感じます。

ここでは、いつくか紹介しますね。

写真家で新しい経験が大好きなアンは、バイクを乗り回しパラグライダーにも挑戦します。

慎重で几帳面なアンドリューは、細かい事にこだわる性格で、精緻で丁寧なビジュアルアートを作り出す芸術家です。生まれてからずっと、音と香りに敏感です。

アンアンドリューは感情を表に出しません。

感情表現の激しいティナは幼いころはよくかんしゃくを起こし、10代では落ち込みやすく沈みがちでした。風邪をひくと、いつもこじらせて気管支炎や肺炎になり、医者の世話になっているような子です。彼女の芸術の方法は、詩の朗読。

チェスが大好きで成績優秀な9歳のランドールは、スポーツは野球しかしません。チェスが大好きで友達づきあいが苦手です。慣れないことをためらい、友達の家や、知らない親戚のところへは行きたがらず、食べず嫌いも多い。

スポーツ万能な9歳のチャックは、スポーツならなんでもできます。特に登山とスキーが大好きすが、自分の力と限界がわかっています。外向的で人気があって、すでに女の子の注目の的です。

8歳のメラニーはつらい思いをしたり、他の子がいじめられていたりすると、すぐに泣いてしまう。また、体の痛みにも敏感で、転ぶのが怖くて、なかなか自転車に乗れず、補助輪が外せたのは3歳下の妹が乗れるようになってからです。

7歳のエミリオとても外向的で、初対面でも平気です。食べ物の好き嫌いはなく、積極性もあり、着るものに文句も言いません。でも、騒音とパーティが苦手で、たくさんのダウンタイム(休憩)が必要です。また、予定を立てないと動くことができないそうです。

created by Rinker
¥1,980 (2020/09/24 08:39:20時点 Amazon調べ-詳細)

まとめ

HSPには本当に、様々なタイプがいますね。

さらに付け加えてると、敏感さは「環境」や「経験」などによって変化します。子どものころは苦手だったけど、大人になって克服できることってありますよね。

HSPに関するブログや本を読んで、「みんなと同じように敏感じゃなきゃ」「私の繊細さなんて、大したことないんだ」と思っている人が、自分に集中するきっかけになったら嬉しいです。

それじゃあ、またね。