HSPHSSの特徴

【男性HSP】男らしさの苦しみを解放させ、本当の自分を取り戻す!

ステレオタイプな「男らしさ」が男性HSPを苦しめる

HSPとは、Highly Sensitive Personの略で〈とても繊細な人〉と訳すことができる。アメリカの心理学者が提唱している、持って生まれた気質のこと。

とても敏感で繊細な気質を持つ人たちは、人口の20%に存在すると言われているの。

人間だけでなく、あらゆる動物にも20%ほど、五感が鋭く些細な変化にも反応するタイプがいる。

そしてHSPに男女の偏りはない。この気質の特徴には、次のようなものがある。

  • 繊細
  •  痛みに弱い
  • 些細なことが気になる
  • 疲れやすい
  • 共感能力が高い
  • 感情の変化に敏感

これって、一般的に言われる「女性らしさ」を連想させると思わない?ここで、ちょっと空想遊びをしてみよう。

目の前にHSPの特徴を持つ男性がいたら、どう評価する?おそらく「ナヨナヨしていて頼りない」と思うでしょ。

それは、HSPの特徴が一般的に言われる「男らしさ」とは程遠いものにあるからなの。どういうことか、具体的に説明するね。

力強い男性が求められる世界

みんなが求める「男らしさ」って、こういう感じじゃないかな。

  • 強い意思
  • 集団をまとめる力
  • 稼げる力(獲物を仕留めるハンター性)
  • 決断力
  • 未知の場所にも踏み込む行動力

事実、男性の方が「骨格」「筋肉」など身体的には、女性よりしっかりしていることが多い。脂肪もつきにくいし体力もある。

これらの特徴から、オスは狩りをすることには優れている。

自然界の動物を見ても、オスが狩りをしてメスが子育てをするのが一般的だよね。(妊娠したメスが、オスを栄養源として食す種類もある!)

じゃあそこに、何をするにも慎重で未知の場所には近づかない。ちょっと攻撃されるとすぐヘコたれる。疲れやすくて、狩りに行ってもあっという間に動けなくなる。

そんなオスがいたら?

メスは「こいつの遺伝子はひ弱だな」と判断して相手をしなくなる。

メスが最優先で考えるのは、より強く生命力のある遺伝子を残したいということ。小さいころから強さを求められた「繊細な男性」はとても肩身がせまい。

だから、オスに力強さを求める。この自然の摂理が、少数派の繊細なオスを苦しめているんだよ。

男女平等の弊害で肩身がせまい男性HSP

では、人間の世界ではどうかな?

小さいころから強さを求められた「繊細な男性」はとても肩身がせまい。

泥遊びはしたくないし、知らない人がいると泣き続ける。大きな音がする場所や、騒がしいところからは逃げてしまう。一人で本を読んだり動物と遊んでいる方がずっと楽しい。

だけど、周囲からは「強くなれ。男の子だろ。」と言われる。だから強くなったフリを覚えるの。仕事に打ち込んだり、横暴に振舞ってみたりね。

ところが、最近は状況が変わっていきた。男女平等と言われ女性が社会進出し、活躍する機会が増えたの。

社会に対して勇敢に立ち向かい、自己主張をしながら確実に成果を出していく女性たち。それまで軽視されていた、女性の能力が高く評価されるようになった。

これは、すごくいいことだね。一見、男女の多様性が受け入れられているように感じられる。でもね。実際は、女性のこんな声が聞こえてくる。

世の中の女性A
世の中の女性A
「女が家にいる時代は終わったの。働いて社会に貢献し続けたいわ。
世の中の女性B
世の中の女性B
女なんだから、そんなに頑張って働かなくていいよね。でも、服を買ったり遊ぶときに旦那のお金を使うのは気がひけるから、お小遣いは自分で稼ぐわ。
世の中の女性C
世の中の女性C
男は仕事だけできればいいと思ってない?私だって働いてるのよ。あなたの稼ぎだけじゃ生活できないんだから。文句言われたくなかったら、もっと稼いできてよ。

ね?どっちなんだよ!って叫びたくなるでしょ。

「強い男性のフリ」を覚えてしまった男性HSPにとって、どちらをとっても自分らしくなれない気になってくるよね。

自信満々で有言実行。ピンチにも果敢に挑戦していく。これが唯一の答えだった時代ではなくなったからこそ、混乱してしまうの。

男性HSPが本当の自分を取り戻すには

ここまでの話で、男性HSPがとても生きづらい人のように感じていないかな?

だけど、実際はそうじゃないの。選択肢が増えた今の時代だからこそ、男性HSPが自由になれるチャンスは溢れている。

まずは、大前提として「何かができること」が自信に繋がるわけじゃない。ということを知ってほしい。

前に、自信について詳しく解説!キーワードは自己肯定感♡で、自信には4種類あるって説明したね。

heart
自信について詳しく解説!キーワードは自己肯定感♡アーロン博士によると、自信には4種類ある。「自分に自信がない」と漠然と思っているだけでは、状況は何も変わらない。自己肯定感が高い人は「自分を信じる」ことができると同時に「自ら信じる」ことができる人とも言えるの。HSPが自信をつけるには、「こんな自分にはなりたくな」という自分になってみることも有効だよ。...

あなたができることは、誰かができないこと。誰かができることは、あなたができないこと。男・女と性別で考える前に、1人の人間として考えてみよう。

穏やかな人は、頼りないとも言える。頼もしい人は、強引とも言える。どういう見方を採用するか自分で決めるの。

このことが理解できたら、次に進んでね。

HSPの特徴のひとつに、【安心できる環境ならとてつもない能力を発揮できる】というものがある。

静かで1人なれて時間的な制約がない。そういう環境なら何時間でも集中できるんだよ。

思い当たることがある?

難しく考えないで。仕事と結びつけて考える必要もないよ。

ゲームでも、友達とのおしゃべりでも、散歩でも。なんでもいいの。心を解放して取り組んでほしい。

きっと「好きなことに思いっきり取り組んでいる自分」を実感できる。そしたらいつの間にか、ありのままの自分を受け入れられるようになるよ。

さいごに

最後に、大事なことを伝えるね。

些細なことが気なる、疲れやすい、1人でいるのが好き。こういう男性HSPにとって、理解してくれるパートナーはとても大事だよ。

仕事や育児で疲れている女性がいたら、何も言われなくてもコーヒーを淹れてあげたり、あったかいお風呂を用意してあげられる。それが男性HSPなの。

ガツガツゴツゴツしている生命力ではなく、ふわっと柔らかく包み込む生命力。それでも現代なら生き延びられるし、好きなことに熱中している姿はとても魅力的だよね。