こちらは、ももかの個別相談コーナーです。
読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!
今回は、学生からのご相談。人と目を合わせて会話するのが苦手で、指摘されると涙が止まらないという内容です。
【本日のご相談内容】
私は、人と目を合わせて会話をするのが苦手です。
聞き手になる時は、人の目よりも地面や壁の角を見ると、より聴くことに集中できます。
一方で、相手からすると不自然だし「大丈夫かな?」とか感じさせると思うので、意識的に目線を戻す事を心がけています。
でも、たまに先生や講師の方から「さっきから下ばっか見てるけど大丈夫?」「話していて貴方よくムスッとするね」と言われるときがあります。
体型を馬鹿にされた時のような、どうしようもない気持ち、劣等感みたいなのが降りかかってきます。
指摘され既に涙目なのですが、会話が終わったとたん堰を切ったように涙が止まりません。
目は口ほどにものを言うといいますが、「あぁー焦ってるな」とか「他のこと考えてるな」とかそういう事まで伝わってきて、あまり見たくないです。
でも、直したいです。
ご相談ありがとうございます!
実は、人と目を合わせることが苦手というお悩みは、HSPからよく聞く「あるある」な話です。
「人の目を見るのが苦手」はHSPあるある
HSPは些細な情報もキャッチして深く処理する脳を持っています。
人間がキャッチする情報の8割が目から入ってくるので、HSPは常に目から情報のシャワーを浴びているんですよ!
相談文の、人の目よりも地面や壁の角を見ると、より聴くことに集中できるというのは、目からの情報を遮断して耳に集中させているからです。
視覚から情報収集することに苦手意識がある場合、自然な反応と言えます。
実は、私も目を見て話すのに大量のエネルギーを使います。
最初は、すれ違う人や店員さんなど、知らない人と目を合わせるのが苦手だと考えていましたが、そもそも会話のときに人の顔を直視したくない自分に気づきました。
ちょっとスピリチュアルっぽいですが。
目を合わせると、相手の心の中と繋がって、勝手に思考が流れ込んでくる感じで、会話しなくても疲れちゃうんですね。
人の目を見るのが苦手なのは、HSPからよく聞く「あるある」な話です。
直せることと直せないことを見極める
目からたくさんの情報を入れてしまうことは、人間の構造上やHSPの特性で直すことはできません。
だけど、目を見れないことを指摘されて落ち込む思考の癖は直せます。生きづらさの解消とは、この思考の癖を矯正し続けることなんですね。
相談者さんに意識してほしいのは、今回のように心がザワついたときに、冷静に現状を分析して思考の癖を見つけ、修正していく方法を身につけることです。
直すことと、直せないことを見極めて、どの部分を対処すればよいのか
このような、刺激に対する反応を矯正していくテクニックは、練習することで習得できます。
長くなるので、詳しいやり方は別の記事で紹介しますね。
まずは、頭で直せる部分と直せない部分を理解することが重要です。
まとめ
視覚からたくさんの情報を拾ってしまうのは、HSPの特徴なので直すことはできません。
だけど、視線や表情を指摘されたことで落ち込み、自分を責めてしまう思考の癖(認知の歪み)は直せます。
まずは、今回のように心がモヤっとした出来事から『直せることと直せないこと』を見極める練習から始めましょう。
生きづらさ解消とは、この思考の癖を矯正していくことです。
そのために、傷ついたり悩んだ出来事をきっかけに、自分にどんな考え方の癖があるのかを書き出して整理してみましょう!