HSPの基本

【5分でわかる】HSPよくある疑問「遺伝」「人が嫌い」「心の病気」

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この記事は、HSPについて調べていくと多くの人が抱く3つの疑問について、パパッとわかりやすく解説しているよ。

今回取り上げる疑問とは、

  1. HSPの繊細さは遺伝なの?
  2. ひとりで過ごすのが好きだけど、「人が嫌い」って言われるとしっくりこないよ?
  3. 心の病気の原因はHSP気質って本当?

この3つ。

HSP気質についてじっくり深掘りしたい人は、HSP徹底解説!気質と性格の違い、うつ病と診断される理由などを読んでね。

HSPの繊細で敏感な気質は遺伝なの?

まず、最初の疑問。

HSP
HSP
HSP気質になる原因は遺伝?

答えは「イエス」

これは、アーロン博士が断定してる。でも、繊細さや敏感さが増すような特定の遺伝子はないの。だから博士は、「Highly Snsitive Person(とても敏感な人)」と呼ぶことにしたの。

HSPの特徴は、生まれつき右脳の血流量が多く、刺激に対して大きく反応する脳を持っていること。

あなたの両親や親戚の中で、この気質に当てはまる人がいるはず。

だからといって、全員が同じ性格になるわけではないよ。親子でも一人ひとり顔が違うように、性格は生まれてからの経験が作り上げるから。

また、性格は年齢とともに変わる。

つまり、繊細さは遺伝だけど、「内向的」や「人見知り」という性格は生まれつきではないということ。

HSPと内向的は同じ意味?

遺伝に関連した疑問で、おまけ。

HSP
HSP
HSPについて調べていると、「内向的」「内向型」という言葉を目にする。これは同じ意味?

答えは「ノー」

そもそも、アーロン博士が繊細な人を研究する前に、心理学者のユングという人が「内向型」について研究していたの。

アーロン博士は、ユングの提唱した「内向型=内気で臆病で寡黙」というイメージに疑問を抱いて、独自の研究を開始した。

そして、HSPという言葉を作ったのだけど、研究を進めていくとHSPの中に「外向的」なタイプがいることがわかった。

むしろ、この外向的なタイプの存在がHSPという概念を確立させる軸となったの。

HSPの中には外向型もいる。非HSPの中にも内向型もいる。だから、HSP=内向的という考えにはならないよ。

ひとりで過ごすのが好きだけど、人が嫌いと言われるとしっくりこない

次に、HSPよくある疑問のふたつめ。

HSP
HSP
HSPはひとりで過ごすのが好きって本に書いてあった。でも、私は友達と遊ぶのも好きだし、誰かと話すのも好き。外向的ってほどじゃないけど・・・なんかしっくりこないよ?
 

HSPはひとりで過ごすのが好き。もしくは少人数で行動する方が安心する。だけど、人が嫌いなわけじゃないの。

大勢でワイワイ過ごす環境は苦手だけど、少人数で集中できる環境なら心から会話を楽しめる。

なぜなら、人そのものではなく、声の高低、部屋の照明、雑音といった刺激に鋭く反応するから。

例えば、居酒屋さんで飲み会をしたとき。そこには次のような刺激が存在するの。

  • 来客を知らせるドアの音楽
  • 店員さんの「いらっしゃませ!」という元気な声
  • グラスやジョッキを合わせる音
  • メニューが入ったときの「ピーピー」という機械音
  • タバコの臭い
  • 隣のテーブルの話し声
  • 宴会客のコールを叫ぶ声
  • 油っぽいベタベタした床
  • 空調
  • BGM

これらは、大きな刺激を好む非HSPには心地よく感じるもの。賑やかな場所でエネルギーを充電できる人もいる。

だけど、些細な刺激にも反応してしまう脳の持ち主は、短時間で疲れてしまうの。たとえ大好きな人との食事でも、心から楽しめなくなってしまう。

人が嫌いなわけではなく、少人数で静かな場所で心の深い交流する会話が大好きなんだよ。

心の病気の原因がHSP気質って本当?

HSPによくある疑問。最後は、

HSP
HSP
私はHSPで3年前にうつ病になった。HSP気質だから心の病気になるんだよね?

答えは「ノー」

ただし、私の感覚では「イエス」と「ノー」が混在している。

アーロン博士は、著書でこう言ってる。

大きな問題のない小児期を送ったHSC(Highly Snsitive Child/とても敏感な子)が、不安や抑うつ状態、臆病な性格になる割合は、HSCでない子と差がない

引用:ひといちばい敏感な子

つまり、HSP気質とは生まれつきのものだけど、繊細さや敏感さが性格として強く現れるかどうかは、幼少期の環境にあるということ。

また、家族がすでに不安障害であるなど特殊な場合を除いて、青年期の不安は幼児期の内気さとは無関係ということが、いくつかの研究でわかっているの。

内向型の研究をしている、ハーバード大学のケーガン教授は内向型人間の時代で、

刺激に鋭く反応する乳児の90%は、大人になって慢性的なストレスや不安を抱えていない

引用:内向型人間の時代

と話しているよ。

つまり、繊細で豊かな感受性を持つからといって、精神疾患を発病する確率が高くなるわけではないの。

最初に「イエス」と「ノー」が混在していると言ったのは、HSP気質と心の病気の関係は、タバコと肺がんの関係と似ているから。

タバコを吸う人が必ず肺がんになるわけじゃない。肺がんの原因もタバコだけではない。

だけど、肺がんになる人の生活習慣の共通点はタバコを吸うことが挙げられる。

HSP気質を持つ人が必ず心の病気になるわけじゃない。心の病気の原因も必ずしもHSP気質だからとは言えない。

だけど、心の病気になる人の共通点に「ストレスを溜めやすい、セロトニンが少ない」などが挙げられる。

これらの特徴はHSPと当てはまる部分が多い。ということは、心の病気になる原因にHSP気質が関与している可能性は少なくない。

ということだね。

まとめ

HSP気質は遺伝だけど、繊細さや敏感さがどのように性格に反映するかは、育ってきた環境によって違う。

ひとりで静かな時間を過ごすことも好きだけど、人が好きで心の深い部分で感情を共有することが好きな傾向にある。

HSP気質であることと、心の病気になることは必ずしも一致しない。

あなたがHSPなら、とくに苦手な場所や刺激を探してみて。

そして、心地よい【人・もの・場所】を集めて、繊細で豊かな気質を持つ自分を楽しんでね。

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