就職活動

就職の夢と現実②ラウンダーと幹部選抜レース

こんにちは!ももかです。

このシリーズは、「組織で働くのが苦手」と思っていいんじゃない?の記事に届いた感想を読んで、私の感じたことについて詳しく書きたいと思って始めました。

今回は第2回です!

私が就職の夢と現実のギャップを埋めようと、ロボットになって必死に仕事をしていたときのエピソードを紹介します。

現在就活中の学生や、転職を考えている人の参考になれば嬉しいです。

前回のあらすじ

キラキラした生活を夢見ながら社会人になったのに、待っていたのは「誰かが考えた正解を気にして答え合わせを繰り返す毎日」だった。

早く役職をもらって一人前の社会人になりたくて、実力主義の営業会社に入ったのに、営業活動がつらすぎて成績はいつも底辺。

お金をもらえる学校(=会社)で、上司という先生の正解を探しながら、社内営業に取り組む日々。

次第に心を病んでいき、「辞めたい」と上司に告げると、「期待している」と言われてしまい、持ち前の承認欲求に火が付き退職を思いとどまることに。

ラウンダーになりたい

営業の仕事がしっくりこなくて悩んでいた私は、料金提示や契約締結などをしない、いわゆるラウンダー業務に魅力を感じるようになったの。

(私がいた会社ではラウンダーという職種名ではなかったけど。説明が難しいから、ここではラウンダーと表現するね。)

ラウンダーとは、既に自社製品を利用している会社に訪問して、使用状況を確認したり、活用方法のアドバイスをしたりする仕事。

企業の業務改善点が見つかれば、自社製品で対応できるか検討して導入を提案する。

ラウンダーの役割は、お客様の相談役として日々コミュニケーションを取りながら、「あなたの提案なら話を聞きたい」と言ってもらえるよう関係性を作ること。

簡単に言うと、お客様の心を掴んで自社商品の提案をするけど、商談はしない営業みたいなもの。

ただし、ラウンダー独自のサービスは料金提示も商談もする。

※私のいた会社の場合。企業によって業務内容は若干異なる。

新人研修でラウンダーを経験して、業務に魅力を感じた私は、1年目の終わりの面談で上司に「なぜ、ラウンダーになりたいか?」という熱い気持ちを伝えた。

つらい営業活動の中で、ラウンダーという立ち位置こそが、本当にお客様のためになるし必要なことだと思ったから。

ちょうど、会社もラウンダー職を強化していく流れにあったのだけど、現場の社員は「ラウンダー=営業の落ちこぼれ」のような感覚だったの。

(実際、この会社では、ラウンダーは営業成績の悪い人への救済措置として作られた経緯があった。)

私は自分が実際に研修で業務に触れて感じた素晴らしさと大切さを、簡潔にでも真剣に話した。

そしたら、晴れて2年目でラウンダーになれたの!!

全国ランキング上位に仲間入り!!

ラウンダーになった途端、水を得た魚のように、案件をどんどん引き出すようになった!!!

今まで誰も近づけなかったような、気難しい社長とも仲良くなって、営業が訪問しやすい雰囲気を作ることも得意だった。

気づけば、全国のランキングで上位に入るようになり、同期の誰よりも成果を出せるようになっていたのね。

それも、そのはず。

ラウンダーの先輩の多くは、

  • 営業の成績が出せずやる気を失った人
  • 技術職だけど社交性があってお客様に良い印象を与えられる人

のどちらかだったから。

本気でラウンダーという仕事と向き合って、顧客の開拓のために作戦を練ろうなんて考える人はいなかった。

「俺たちどうせ落ちこぼだし。最後は営業にもってかれるし。怒られない程度に言われたことをやってればいいんじゃない?」

という先輩たちの雰囲気の中、私は自分に与えられた顧客リストとにらめっこして、「お客様と仲良くなるにはどうしたらいいか?」を真剣に考えた。

格闘ゲームは苦手だけど、ストーリーを攻略するゲームは好きだから。

顧客リストをダンジョンのように見立てて、「あの会社のラスボス(決裁者)は、社長ではなく経理のおばちゃんだ。まずは、中ボスから攻略しよう。」とか作戦を練るのがすごく楽しくて夢中になったの。

幹部選抜プログラムで出世レースに参加

優勝を逃したチームがひたすら消化試合だけ繰り返すような雰囲気の中。

たった一筋の逆転というゴールに向かって走り続け、自分の考えた戦法で成果を出していた私は、偉い人たちから注目されるようになったの。

次第に様々なプロジェクトに参加するようになって、2年目の下期で次期幹部の選抜レースに推薦されることになった。

私のいた会社は変化の激しいIT業界だったので、長期の経営計画は公にされず、3年ごとに中期経営計画を見直す仕組みだった。

私がラウンダーで花開いた入社2年目は、ちょうど中期経営計画の3年目(一区切りする年)で、来期からの「新しい3年をリードする人材」を見極めるためのプロジェクトがいくつか実施された。

自由な発想を尊重して、成果を出した人が引き上げられる実力主義の会社では、サプライズがよく起こる。

まさか、入社2年目の小娘が、入社10年目の大先輩と部長の椅子をかけて戦うなんて!!

私は自分に起こっていることを把握しきれないまま、用意された研修に参加していた。

(自分が参加している選抜レースの目的が、来期の部長を決めるものだと理解したのは、プログラムが全て終了してからだった。)

社長(校長先生)からの宿題

幹部選抜レースは、全国から上司に推薦された成績上位のラウンダー20名ほどが、本社に集まって数回の研修を受けるスタイルだった。

ビジネスモデルの作り方を先輩と議論したり。会計について学んだり。(損益計算書や貸借対照表を見て業種を当てるクイズとか。)

私は新しい知識を得られることが純粋に嬉しくて、いつも終わった後にグッタリするくらい集中してノートを取ったり、考えを巡らせたりした。

そして、研修の最後に必ず社長からの宿題があった。

宿題は、社長が出したテーマに対する答えを資料にして、次の研修までに提出すること。

私はウンウン唸りながら頭を抱え、休日出勤をして最初の宿題を完成させた。そして、社長秘書にメールで資料を提出し、自分なりにベストを尽くした仕事に満足した。

ところが、2回目の研修に参加して先輩たちの資料を見た途端、その場から走って逃げたくなるくらい恥ずかしい気持ちになったの。

まとめ

キラキラした社会人を夢見ていた私は、心を病んでも転職には踏み切れなかったの。

「まだ、この会社で何かできるはず。頑張らなきゃ。」という考えしかなくて。

ラウンダーは営業の落ちこぼれがやる仕事という社内の風潮にメスを入れるように、自分の好きなように作戦を実行していった。

そしたら、4月から始めて6月くらいには全国ランキングの上位に入り、営業の先輩や偉い人たちから注目されるようになった。

会社に新しい風を送る若手女性社員として、いろんなプロジェクトに参加していたら、ついに幹部選抜レースに推薦されたの。

上司(人事権のある人)にはNOと言わず、期待の120%の成果を出して返すことを意識していた私に、断るという選択肢はなかった。

自分が置かれた状況をうまく把握できないまま、全国の優秀なラウンダーの先輩に囲まれて研修を受けることは、本当に有意義で濃い時間だったけど。

社長の宿題が、私に衝撃の事実を突きつけた。

次回は、「私がいなくなる恐怖」というお話です。

お楽しみに!

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