こちらは、ももかの個別相談コーナーです。
読者さんの質問や相談に、私の主観的な意見でお答えしていきます!
(ご相談はLINE公式アカウントで受け付けています。)
【本日のご相談内容】
私は高校生で、最近自分がHSPであることを知りました。
特に音に対して敏感で、電車などで人が話している声が苦手で、イアホンで音楽を聴いて、何とか登校しています。
しかし、学校ではイアホンで防御できません。
その上、教室中に響き渡るくらい大きな声で話す人や、部活でもワーッと騒ぐのが好きな人が多く、正直、学校に行くのがしんどいです。
でもそんな人って、学校に限らず、どこにでもいると思います。そして、一緒にいなければならなくなることも多いと思います。
物理的に防御できないのなら、自分の考え方を変えるしかないのかなーと思います。
ももかさんだったら、どう考えますか?
ご相談ありがとうございます♡
電車での話し声や、大きな声で話す人が苦手。
私もだよー。耳栓代わりにイヤホン使うよね。笑
そして相談者さんは「どこにでもいると思います。」と、相手を非難するのではなく、自分を変える方法を探しているところがステキ!
物理的に避けられない音への対処方法について、私の考えをお伝えしますね。
刺激を受けたときの回復方法を見つけよう
相談者さんが言っているように、大きな声で話す人はどこにでもいる。
だから、刺激を受けないようにするのではなく、受けたときの回復方法をたくさん見つけておくことが大事だよ。
HSPの中には、
「なぜ、私が鈍感な非HSPに合わせなきゃいけないの!?もっとHSPに優しい社会になれば生きやすくなるのに!」
と思いたくなる人もいるだろうけど。HSPの敏感さが個性であるように、非HSPの鈍感さも個性なの。
だから、あなたが人と関わりながら生きていきたいと願うなら、刺激を受けたときの回復方法をたくさん用意しておいて。
そうすれば、電車の警笛でびっくりして消耗しても、大衆居酒屋のザワザワした空間でグッタリしても、大切な友達や恋人と楽しい時間を過ごすことができる。
電車では耳栓代わりにイヤホン
普通に生活していれば、大きな音を完全にシャットアウトすることは難しいよね。
それでも、できる対策としては
- 人通りの少ない家に住む
- 防音設備のしっかりしたマンションに住む
- 電話が鳴らない職場にする
- 車移動にする
- 耳栓やイヤーマフを着用する
などがある。
発達障害で聴覚過敏を持っている方の中には、外出するときにイヤーマフを必ず着用している人もいるよ。
私も電車に乗っているときに、人の話し声が気になって頭が疲れてしまうから、耳栓代わりにイヤホンしてるんだ。
音楽は流すときもあるし、流さないときもある。
だけど、仕事しているときや誰かといるときにイヤホンするわけにいかない。
実際は特別大きな音じゃなくても、鼓膜の中まで突き刺さって脳みそが揺れるような感覚になることもあるの。
電話の音や、スマホのバイブでもビクッとするくらい。
だから、私は自分がHSPと知って音に疲れる傾向があると気付いたとき、そっとスマホをサイレントにした。
自宅を最高のシェルターにする
相談者さんが気付いているように、自分にできる対処方法を尽くしても大きな音は日常生活に溢れてる。
だから、オススメは自宅(もしくは自分の部屋)を最高のシェルターにすること。
最高のシェルターとは、安心できる場所にするという意味ね。
疲れて帰ってきたときに、自分が1番回復できることをリストアップしておくの。
- 瞑想する
- 好きな匂いのデフューザーを置く
- 肌触りの良い部屋着にする
- 寝具にこだわる
- ペットと遊ぶ
元気なときにノートやスマホにリストをメモしておいて、帰宅したらリストを確認しながら回復方法を実行してみて。
1番手軽なのは、ぼーっとすること。
私は帰宅したら、温かい飲み物をゆっくり飲みながら、深く呼吸をしてぼーっと空を眺める時間を作るようにしているよ。
自宅を最高のシェルターにしたいけど、
- 賃貸で隣人の生活音が気になる
- 持ち家で近くに小学校の通学路がある
みたいな環境で、自宅にいても落ち着けない場合もあるよね。もし、心や体に影響が出ているようなら引っ越しを考えてもいいと思う。
相談者さんは高校生だから、1人になれる部屋があれば、そこをお気に入りの空間にしてみて。
もし、兄弟姉妹と相部屋なら、トイレとかお風呂場とか、1人になれる場所で回復方法を探してみて。
手軽に音を遮断したいなら、まずは防音カーテンを試してみるのもオススメだよ。
敏感さはセンサー!「受けたら流す」
HSPの敏感さはセンサーなの。体に備わった機能。
目にゴミが入ったら涙が出るように。風邪を引いたら熱が出るように。
だから、「刺激を受けなくする」ことは難しい。センサーに蓋をすることは最も危険。
だって、目にゴミが入っても、風邪のウイルスが侵入しても、気づかないフリして放置しているのと同じことだから。
そこで有効なのは、受けたら早めに流すこと。
自分の脳を精密機器だと思って、日々メンテナンスしてあげよう。
詰まりを解消すると、どんどん幸せセンサーとして活躍してくれるようになるからね!
まとめ
普通に生活している以上、大きな音は物理的に避けることが難しい。
一人のときはイヤホンやイヤーマフで対処できるけど、学校や職場でずっと装着しているわけにはいかないよね。
だから、自宅をシェルターにして回復の方法をたくさん用意しておこう!
家に帰るのがワクワクできるようになれば、外出するときにビクビクせずに済むよ。
それじゃあ、またね。