天職・適職

「HSP気質を活かした仕事がしたい」の危険性

こんにちは、HSPHSSプロデューサーももかです!

HSPを知ったばかりの人は、よく「気質を活かした仕事がしたい」と、適職を探しています。

私も、HSP気質を知ったときは、適職診断や性格診断などに躍起になっていた時期がありましたが、全然ピンと来ないんですよね。

今回は、「気質を活かしたい」という理由で職探しをする危険性について、お話しします。

個人差を見落としがち

多くのHSPが「HSP気質を活かした仕事がしたい」と考えていますが、これには危険を含んでいることも覚えておいてください。

なぜなら、気質を活かしたいということは、「日本人を活かしたい」とか「女性を活かしたい」と言っていることと同じだからです。つまり、個人差を見落としているんですね。

適職とは、気質だけでなく、性格、環境、能力、経験など、異なる角度から総合的に見て判断されるものです。

そうは言っても、自分にピッタリの天職とか適職を探し求める気持ちはよくわかります!

HSPにとって、仕事とは生きること。

  • 家から近いから
  • 自分にも簡単にできそうだったから
  • 世間体が良さそうだったから

こういった理由で仕事を選ぶことは、ほとんどありません。仕事を通して自己実現をしたいし、人生を有意義なものにしたいと思っているからこそ、適職について本気で悩むのです。

仕事探しの前に優先すること

確かに、HSPという概念を知ることで、「どうしようもないこと」がわかりますが、気質は単なるDNAの情報に過ぎません。

敏感さや刺激に対する反応は、環境、年齢、体調、精神的ストレス、などによって日々変化します。

私の経験上、気質を活かす工夫は日常生活に重点を置き、刺激を受けても素早くリカバリーできる体制を整えることを優先した方が、職業選択の幅が広がります。

要するに、刺激への対処方法が複数身についていれば、気質的には向かないとされるストレスフルな職場でも、働き続けることができるのです。

何度も挫折した人は、自分が信じられなくなって、誰かのお墨付きを求めがちです。

でも、誰かがテストの回答や占いのように「あなたにぴったりの仕事はこれです。」と教えてくれたとして、素直にその仕事に進みますか?

例えば、HSP専門の占い師さんがいたとして、

占い師
占い師
あなたにピッタリの仕事は、カウンセラーです。自宅サロンを開いてマイペースにやりましょう。

田舎の静かな戸建に住むのがいいですね。

え?「カウンセラーで食べていけるのか」ですって?

収入になる保証はありません。お客さんは1人も来ないかもしれません。5年経っても食べていけないかもしれません。

えぇ。間違いなく、あなたの天職はカウンセラーですよ。

こんな回答をされて、心から「良かった、天職が見つかった。」と感じるでしょうか?

むしろ、慎重で常にリスクを考えるHSPは、心のどこかで「仕事に就くこと」と「働き続けること」は別物だと気づいているはず。

HSP気質を活かして仕事をする

「HSP気質を活かして仕事をする」というと、なんだか魔法使いのような特別な能力が備わっているような印象を受けるのは、私だけでしょうか?笑

私が、ここまで現実的な話をするのは、自分自身が『HSPと適職』に踊らされた時期があるからです。

HSPを知ったとき、「私はみんなと違うから、HSP気質に合う仕事じゃなきゃダメなんだ」と考えてしまいました。

適職診断や、性格診断など、自分を表す言葉をたくさん集めて、なんとか自分に合った仕事を探そうと躍起になっていました。

でも、どれもピンとこない。

ネットで【HSP 仕事】などと検索すると、職業名がズラズラと出てきましたが、「やりたい!」と思うものは見つかりません。

そうなんです。

私が探していた答えは、HSP気質に合った仕事ではなく、「心からやりたいと思える仕事」だったんです。この事実に気づいてから、診断系には全く興味がなくなりました。

そして、天職探しの前に、まず抱えていた心の問題を1つずつクリアにしていく方向にシフトしました。逃げていた人間関係についても、少しずつ練習を始めました。

結果的に、仕事も続けることがでいています。「気質を仕事に活かす」とは、応用レベルであって初心者向けではないと、私は考えています。

まとめ

HSP気質を知ると、初めて武器を手にしたような気持ちになって、「気質に合った仕事がしたい」と考えてしまうんだよね。

気持ちはすごくわかりますが、本音は「自分に合った仕事がしたい」のだろうし、もっと言えば「心からやりたいと思える仕事がしたい」だと思います。

繊細さや敏感さは変化するもですし、個人差もあります。だから、仕事で悩んでいる人も、まずは生活の中で気質を活かしてできる、刺激をリカバリーする対策を複数持つことが大切です。

刺激への対処方法が蓄積されれば、本当にやりたい仕事で多少ストレスにさらされても、働き続けることができ、やりがいも多く感じることができますよ。

それじゃあ、またね。

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